12月7日、「インカレ2022」(第74回全日本大学バスケットボール選手権大会)大会5日目からいよいよ決勝トーナメント…

 

 12月7日、「インカレ2022」(第74回全日本大学バスケットボール選手権大会)大会5日目からいよいよ決勝トーナメントが始まった。グループリーグを2連勝で突破した武庫川女大(関西3位)と、九州1位の日本経済大が激突。試合は両者譲らぬ展開となったが、後半激しいディフェンスで主導権を握ったのは武庫川女大。日本経済大が4Qで一時3点差まで追い上げたものの、武庫川女大がそれをかわして73 - 64で勝利した。

 

 1Qから両者一歩も譲らぬ展開となった。#15トラオレ・セトゥや#7紺谷那海が得点を重ねる武庫川女大に対し、日本経済大はシックススマンでキャプテンを務める#47西田恵菜が強気なプレーで流れをもたらす。18 - 16と武庫川女大がわずかにリードして入ったが、2Qに入っても競り合いが続いた。

 

 ただ、ここで先に抜け出したのは武庫川女大。前半残り4分には、控えから出てきた#14幕凪沙の3Pシュートなどで28 - 21と7点リードに成功する。ただ、日本経済大もすかさずタイムアウトを挟み、#18日髙千保理や#47西田が速い展開から得点を挙げて反撃。それでも武庫川女大はタイムアウトを挟んで立て直し、#7紺谷や#15セトゥのジャンプシュートで8点リードに。日本経済大#7木多良菜々に3Pシュートを許したが、39 - 34と武庫川女大の5点リードで試合を折り返した。

 

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 後半、リードしながらも受け身にならず、激しいディフェンスを仕掛けて相手のミスを誘った武庫川女大。さらにはオフェンスリバウンドに飛び込み、#10若林紅葉のリバウンドシュートで前半開始2分半、44 - 34と10点差にリードに広げた。日本経済大はタイムアウトを挟むものの、なかなか相手のディフェンスを崩せず24秒オーバータイムになるなど、前半開始4分間はノーゴールが続く苦しい展開。残り5分55秒、#88中村翔和のフリースローで後半ようやく初得点を挙げるが、その後も思うように得点が伸びない。武庫川女大も同じく得点が停滞するが、#5那須みらいのバスケットカウントや#14幕の3Pシュートが要所で決まってリードをキープ。結局、このQだけ見れば17 - 6と攻防で主導権を握り、16点差(56 - 40)で最終Qへ。

 

 4Q、追う日本経済大は開き直ったかのように思い切りの良いシュートが出始める。#19山口郁実の3Pシュートや#17木下菜月のジャンプシュート、#32山本楓子の3Pシュートが決まり、開始1分半で10点差(48 - 58)に。さらに#17木下がスティールからバスケットカウントを決め、残り7分6点差(54 - 60)とまだ勝負は分からない。武庫川女大もこの我慢の時間帯、##15セトゥが落ち着いてゴール下を決めて譲らず。残り3分、日本経済大は#17木下の巧みなドライブで3点差に迫ったが、そこから“あと1本”が出ず、残り時間が刻々と削られていく。武庫川女大はこの勝負どころで、#5那須が値千金の3Pシュートに成功。そのまま日本経済大の猛追を振り切り、73 - 64で勝利した。

 

 初戦とあって難しい大会の入りとなった日本経済大は、4Qから思い切りの良いプレーが出始めたものの、3Qに開いた点差を追い付くには至らず。一方、九州女王という強敵の壁を一つ乗り越えた武庫川女大は、自信を得ながら決勝トーナメント2回戦に駒を進めた。2回戦では同じ関西地区の大阪人間科学大相手に、全力で挑みたいところだ。

 

文/中村麻衣子(月刊バスケットボール)

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