12月4日、静岡県の富士スピードウェイでNISMO FESTIVAL at FUJISPEEDWAYが3年ぶりに開催、3万人が来場し、大盛り上がりとなった。毎年、多くの日産ファンで盛り上がっていたファン感謝イベントなのだが、コロナ禍の影響で…

12月4日、静岡県の富士スピードウェイでNISMO FESTIVAL at FUJISPEEDWAYが3年ぶりに開催、3万人が来場し、大盛り上がりとなった。

毎年、多くの日産ファンで盛り上がっていたファン感謝イベントなのだが、コロナ禍の影響で2020年、2021年と開催中止となっていた。今回は新型コロナウイルス感染防止対策を講じて、参加選手らもマスク着用を徹底していた。

2022年は、SUPER GTのGT500クラスに新型Zをベースにした車両を導入した日産勢。シーズン3勝を挙げる大活躍を見せ、No.12 カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バケット)がシリーズチャンピオンを獲得。No.3 CRAFTSPORT MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)がランキング2位に入る大活躍を見せた。

今回はシーズン中に戦った4台の日産『Z GT500』に加えて、NISSAN MOTORSPORTS HERITAGE RUN~Z is back in the race~では、1975年に活躍した『フェアレディ240ZG』から2009年のSUPER GT GT300クラスチャンピオンマシンであるTOMICA Zまで、過去のレースシーンに登場した“Z”が登場した。

特に午前のウォームアップセッションでは、新旧Zが並んで走行する場面も見られるなど、ファン必見の走行シーンとなった。

このほか、かつては日産ドライバーとして活躍し、今年3月に逝去された高橋国光さんを偲んで「KUNIMITAU TAKAHASHI MEMORIAL RUN」も行われ、高橋氏ゆかりのマシンも登場した。

そのほかにも、会場内には過去に活躍した日産のレーシングカーが多数展示。3年ぶりの開催ということもあってか、例年以上の盛り上がりをみせていた。

最後のフィナーレでは、今季チャンピオンを獲得した3台のマシンとドライバーたちがファンの前に登場し、ファンに挨拶した。特にここ数年はSUPER GTで苦戦を強いられてきていたが、今年はGT500クラスの12号車だけでなく、GT300クラスでもNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が僅差で2年ぶりの王座を獲得し、先日最終戦が行われたスーパー耐久ではNo.62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)がST-Xクラスでチャンピオンとなり、勝利の歓喜に包まれたNISMO FESTIVALとなった。