写真/日本バスケットボール協会 12月3日、4日に開催された皇后杯2次ラウンド。このラウンドを勝ち抜いた以下の8チームが…

写真/日本バスケットボール協会

 

 12月3日、4日に開催された皇后杯2次ラウンド。このラウンドを勝ち抜いた以下の8チームが皇后杯ファイナルラウンドへの出場権を得た。

・東京医療保健大学
・デンソー アイリス
・富士通 レッドウェーブ
・トヨタ紡織 サンシャインラビッツ
・日立ハイテク クーガーズ
・三菱電機 コアラーズ
・ENEOSサンフラワーズ
・トヨタ自動車 アンテロープス

 

 2次ラウンドでは東京医療保健大学、白鴎大学、筑波大学、日本経済大学の4チームが初戦を勝ち上がりベスト16に進出し、大学チームの躍進が目立った。その中で東京医療保健大学はシャンソン化粧品を破り、10大会ぶりにWリーグ勢以外のベスト8進出を果たした。

 東京医療保健大は試合を通して選手交代を多用し、激しいディフェンスを続けた。特にシャンソン化粧品の小池遥、野口さくらといったボールマンに対し、執拗なディフェンスを仕掛け、攻撃のリズムを崩し、終始優位にゲームを展開した。後半に入り、シャンソン化粧品が追い上げを見せると、この試合で25点と活躍を見せた岡本美優が3Pシュートを決めてその流れを断ち切った。岡本は「うれしいし、楽しかったです。今日はどんなことがあっても楽しんでやろうと思っていました。前半は決まりませんでしたが、その気持ちが後半につながったと思います」と振り返った。

 

 

写真/日本バスケットボール協会


(adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({});

 一方、敗れたシャンソンの李玉慈ヘッドコーチは「若さと勢いに押され、消極的になってしまいました。信じられないようなターンオーバーも出てしまった」と語る。キャプテンの小池は「相手のプレッシャーに対し、私や野口が孤立させられてしまいました」としつつ、「この負けが無駄にならないように、Wリーグ後半に向けて修正していかなければ」と悔しさをにじませた。

 また、富士通と対戦した筑波大学も、最終クォーターまで粘りを見せ、一時は4点差に詰め寄るなど好ゲームを演じ、会場を盛り上げた。富士通の町田瑠唯も「今大会は大学勢の勢いがあり、戦いにくいと感じていました」と明かす。さらに、試合中盤でエースの宮澤夕貴が負傷退場となり、厳しい戦いを強いられた。

 ファイナルラウンドは12月14日から、国立代々木競技場第二体育館で開催される。東京医療保健大の勢いとともに、10連覇の懸かるENEOS、Wリーグ優勝のトヨタ自動車、悲願の初優勝に挑むデンソーなどの戦いぶりに注目したい。

 

(飯田康二/月刊バスケットボール)