4日に中京競馬場で行われるチャンピオンズカップ(GI、ダ1800m)の「血統傾向」を分析する。昨年の当レースを6馬身差で…

4日に中京競馬場で行われるチャンピオンズカップ(GI、ダ1800m)の「血統傾向」を分析する。

昨年の当レースを6馬身差で圧勝しJRA最優秀ダートホースに輝いたテーオーケインズや、UAEダービーを制した3歳馬・クラウンプライド、ダート3戦目となる前走のシリウスSを勝利したジュンライトボルト、今年のジャパンダートダービーを制したノットゥルノら、下半期ダート王者を決める戦いに豪華なメンバーが集結した。

ここでは、血統データから読みとくチャンピオンズカップの推奨馬を紹介する。

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■中京ダ1800mはサンデーの血を重視

データは2017年以降のチャンピオンズカップを集計。3着内馬の血統表は以下の通り。

当レースはダート戦でありながら、サンデー系の好調が目立つ。特に際立っているのはゴールドアリュール産駒で【2.2.1.5】と高確率で馬券になっており、2017年の8番人気・伏兵ゴールドドリームの勝利や9番人気で3着に好走したコパノリッキーなど穴馬も見つかる。母父を見ても、デュランダル【1.1.0.1】、マンハッタンカフェ【1.0.0.2】、ネオユニヴァース【1.0.0.0】といったように、母父にサンデー系の馬を持つ馬も合計3勝を挙げる活躍ぶり。父もしくは母父がサンデー系の馬が2015年から7年連続で勝利していることを踏まえ、これを満たす馬を優先したい。

このようにサンデー系の血が活躍している理由はコース形態とレース展開にある。中京ダ1800mは、急坂の途中からスタートしてコーナーを4つ周り、ゴール前の直線も410.7mと長いことが特徴のコース形態。前半は緩やかな上り坂でペースは落ち着きやすく基本的に先行勢が有利になりやすい。しかしGIのような先行争いの激しいレースでは、急勾配の坂が存在することもあってか、先行勢がスタミナ切れを起こし、差し、追い込み馬が台頭する「瞬発力戦」になりやすいやすく、サンデー系が活躍出来るというわけだ。

実際に過去5年で上がり2位以内の脚を使った馬は【5.3.0.4】と連対馬の8割を形成しているように、キレのある末脚を繰り出せる馬から狙っていくのがセオリーと言えそうだ。

今回は父もしくは母父がサンデー系で上がりの脚を使える2頭を推奨馬としてピックアップしたい。

1頭目はキングカメハメハ産駒で母父スペシャルウィークのジュンライトボルト。昨年の5月に芝のむらさき賞(3勝クラス)を勝ち、オープン入り後、頭打ちになっていたが、ダートへ路線を移すと3戦して2勝2着1回と一変。前走のシリウスSでは、道中は先行集団を見ながら中団を追走し4コーナーで外から進出し、直線では上がり最速の脚で力強く抜け出して重賞初制覇。ダートではまだ底を見せておらず、一気にGI制覇も狙える勢いだ。

また、2017年以降、父キングカメハメハ×母父サンデー系の牡馬は、前走中京のダ1800m以上のレースに出走し、次走にダートの1800mに出走した場合【4.3.1.16】(勝率16.7%、連対率29.2%、複勝率33.3%/単回収値140)と、このローテーションでの好走が目立つ。なかでも前走上がり3位以内かつ3着以内だと【3.2.0.3】(勝率37.5%、連対率・複勝率62.5%)とハイアベレージをマークしており、押さえておいた方が良いだろう。

2頭目はキズナ産駒のハピに注目したい。ここまで重賞レースの勝ち鞍こそないが、ジャパンダートダービーで4着、初めての古馬重賞戦となったシリウスSでも2着に入るなどキャリア7戦全て4着以内と安定して力を発揮できる馬。また全7戦中6戦で上がり最速をマークしているように、今回も直線でしっかりと伸びてくるだろう。

また、父キズナ×母父キングマンボ系の牡馬が、左回りのダ1800mに出走すると【4.2.1.9】(勝率25.0%、連対率37.5%、複勝率43.8%/単回収値128)。なかでも前走上がり5位以内に絞ると【3.2.0.4】(勝率33.3%、連対率・複勝率55.6%/単回収値146)と好走確率はかなり高い。前走阪神のみやこSでは上がり3位の脚を繰り出しながら追い上げ届かず4着に敗れているが、左回りで直線の長い中京にコース替わりをすることはこの馬にプラスに働きそうで、一気のGI制覇を成し遂げても不思議はないだろう。

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文●中井達也(SPREAD編集部)