(C)Getty Images 「#八戸全滅」ーー。 不穏な言葉がツイッターのトレンド入りを果たしたことから、市民のみなさんは騒然としたそうです。 実はこの言葉、12月2、3、5日に青森県八戸市のフラット八戸で行われる羽生結弦の単独…
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「#八戸全滅」ーー。
不穏な言葉がツイッターのトレンド入りを果たしたことから、市民のみなさんは騒然としたそうです。
実はこの言葉、12月2、3、5日に青森県八戸市のフラット八戸で行われる羽生結弦の単独アイスショー「プロローグ」において、チケット争奪戦に敗れた人々が感想をツイートする際の「合言葉」だったのです。
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羽生ファンの40代女性は言います。
「土日はともかく、5日は平日の月曜日だったんで何とかなるかなと淡い期待を持ったんですが、全くダメでした(笑)。羽生君のチケット当落の競争率は本当に高くて、まさに『全滅』って言葉がしっくり来るんです」
横浜公演のチケット争奪戦の際には「#横浜全滅」がトレンド入りしたことも記憶に新しいです。これには横浜DeNAベイスターズのファンが過敏に反応したものです。
「僕たちはベイスターズが勝つたびに『横浜優勝』とつぶやきます。ベイスターズは暗黒期が長かったんで、1勝できただけでもめちゃくちゃうれしい。だから勝つたびに『横浜優勝』と大騒ぎするわけです。そんな僕たちが『#横浜全滅』のトレンド入りを見たら、『いったいベイスターズに何が起きたんだ!?』って驚きますよね(笑)」(30代の男性ファン)
裏を返せば、羽生ファンの多くが「全滅」と一度は暗い気持ちになりながらも、それをネタにして笑いに変え、トレンド入りさせてしまうほど、羽生結弦というアスリートの存在は尊いとも言えます。
そして八戸市は人口23万人の、よくある地方都市。当日は日本全国から八戸を目指して、胸を熱くしたファンやメディア関係者が殺到することになります。
「市内のホテルは、ほぼ満室。会場はJR八戸駅から徒歩2分なので、駅前のホテルは早々に売り切れました。『特需』を狙って会場から離れたホテルでも、通常の倍額近い強気の価格設定をしています。この時期にこれほど多くの人々が県外から訪れることなんて、なかなかないですから。飲食店も含めて、羽生君が地元にもたらす経済効果は絶大です。本当にありがたいですよ」(八戸市内の飲食店関係者)
郷土料理の「八戸せんべい汁」に、ウニとアワビの贅沢なお吸い物「いちご煮」、そして日本一の水揚げを誇る「イカの刺身」……冬の八戸は美味しいものばかり。「#八戸全滅」の言葉に驚愕した市民たちは、首を長くして羽生ファンの来訪を待っているようです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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