開幕から7週目を迎えるこの週末、V・レギュラーラウンドは今年最後の開催となる2022-23 V.LEAGUE DIVISON1 MEN(V1男子)。先週末には、今季ここまで勝ち星から遠かった東京グレートベアー…
開幕から7週目を迎えるこの週末、V・レギュラーラウンドは今年最後の開催となる2022-23 V.LEAGUE DIVISON1 MEN(V1男子)。先週末には、今季ここまで勝ち星から遠かった東京グレートベアーズ(8位・1勝9敗)と大分三好ヴァイセアドラー(9位・1勝9敗)の2チームが念願の1勝目をあげて、全敗チームはなくなった。一方で、全勝のチームはすでに存在しないなか、先頭で抜け出しつつあるのが昨季準優勝のウルフドッグス名古屋(1位・11勝1敗)である。
JTサンダーズ広島(6位・5勝7敗)とアウェーの松江市総合体育館(島根県)で11月26日(土)に行われた一戦を3-1で制したあと、WD名古屋のバルドヴィン・ヴァレリオ監督は「まだまだ我々の目指すバランスのとれたバレーボールを安定して、また質を高めて発揮する必要がある」とコメント。チーム技術集計では、現状「アタック決定率」「ブロック決定本数」「サーブレシーブ成功率」で首位を走っているが、目指す姿はさらにその上をいくのだろう。
今週末、対戦するのはパナソニックパンサーズ(3位・9勝3敗)で、会場はパナソニックアリーナ(大阪府枚方市)。パナソニックはチームの「サーブ効果率」でトップを走っている(同項目でWD名古屋は3位)。決してビッグサーバーが多いわけではないが、戦術的なサーブで高い効果をあげており、対戦相手は気が抜けない。サーブレシーブ成功率1位のWD名古屋に対して、どのような揺さぶりをかけてくるのか、果たして堅いディフェンスにほころびは生じるのか? 見逃せないポイントである。
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パナソニックと同じく9勝3敗で首位を追う、残りの2チームが実はこの週末に直接対決を控えている。堺ブレイザーズ(2位)と東レアローズ(4位)、もちろんいずれもここで星を落としたくないところだが、もし週末の2戦をお互いに1勝1敗で終えて、WD名古屋が連勝ということにでもなれば――2位グループとの差は目に見えて大きくなってしまう。ただ、そこで逆にパナソニックが連勝すれば…? いずれにしても、上位争いが気になる週末となっている。
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なお11月27日(日)にチーム初白星をあげた東京GB、真保綱一郎監督は「ほっとしているのが正直な気持ち」とコメントした。今週末はホーム、アリーナ立川立飛(東京都立川市)にJT広島を迎えての連戦となる。勢いに乗りたい東京GB、連敗を脱出したいJT広島。どのチームも、いい形で年内のリーグ戦を締めくくりたい思いは同じ。勝利を目指す激突を、それぞれの会場で後押ししてほしい。
V1男子試合結果一覧(11/27終了時点)
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【次ページ】V1男子順位表・順位推移表
V1男子順位表(11/27終了時点)
順位
チーム
試合数
勝
負
P
勝率
得S
失S
S率
1
WD名古屋
12
11
1
33
0.9
33
5
6.60
2
堺
12
9
3
27
0.8
28
13
2.15
3
パナソニック
12
9
3
26
0.8
31
17
1.82
4
東レ
12
9
3
26
0.8
31
17
1.82
5
サントリー
12
8
4
21
0.7
26
21
1.24
6
JT広島
12
5
7
16
0.4
21
22
0.95
7
ジェイテクト
12
4
8
15
0.3
19
27
0.70
8
東京GB
10
1
9
4
0.1
8
27
0.30
9
大分三好
10
1
9
3
0.1
7
29
0.24
10
VC長野
12
1
11
3
0.1
8
34
0.24
※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率
V1男子順位推移表(11/27終了時点)
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