障がい者約130人が参加したパラボール大会が開催 日本ポニーベースボール協会傘下の日本パラボールリーグ協会は、江戸川区球…
障がい者約130人が参加したパラボール大会が開催
日本ポニーベースボール協会傘下の日本パラボールリーグ協会は、江戸川区球場(東京・江戸川区)で「第2回パラボールフェスティバル」をこのほど開催した。パラリンピックの「パラ」と、野球に似たニュースポーツ「ティーボール」を合わせた造語“パラボール”。およそ130人の障がい者が参加し、汗を流した。
晴天のグラウンドに笑顔がはじけた。11月16日、3年ぶりに同イベントは開催された。第1回の参加者以外は初めて野球場に足を踏み入れた人がほとんど。初体験のひとりは、野球が好きでこれまでも何度もプロ野球観戦に足を運んでいた。「プロと同じ(サイズ)のグラウンドで初めてプレーできて、今までこんな機会はめったにないので興奮しました」と大喜びだった。
ティーボールとは、スポンジのボールとバットを使い、投手はおらずティー台を用いる野球のような屋外スポーツ。リトルリーグでも小学3年まで採用されるなど、従来の野球をより簡単に、安全に行うことができる。今大会には知的障がいや足が不自由な車いすの人など、様々な人が参加。日本パラボールリーグ協会の栗山義広理事長は「誰にでも参加し、楽しむことができるスポーツだと思います」と話す。
中学硬式野球の日本ポニーベースボール協会が行う障がい者との活動。背景には、協会が掲げる「SDGs」と、子どもの未来を守る取り組みがある。
いずれは中学生が参加も…「社会に出たときに接し方を学んでほしい」
日本ポニーベースボール協会では、スポーツを通じで持続可能な社会を目指すSDGsを掲げている。これまでにも、使い古したグラブを選手が自ら修正してベトナムに寄贈したり、主催大会の一部で使用している木製バットを箸などに再利用したりしている。
ポニーの那須勇元事務総長は、「“共生社会”が謳われる時代、障がいのあるなしにかかわらず、同じ太陽のもとで同じことをできるようにするのが大事だと思います」と意義を語る。たとえ障がいがあっても野球ができない理由にはならないと考えている。
今回は平日開催のため中学生の参加はなかったが、今後は中学生がサポートメンバーとして一緒に加わることを考えている。「中学生なら、障がいに対する理解も少しずつ分かるようになる年ごろ。いずれ社会に出たときにどう接するべきかを学んでほしい」と那須さん。多様性の現代社会。誰もが輝ける場所をポニーリーグが作っていく。(川村虎大 / Kodai Kawamura)