■11月27日/カタールW杯 グループE第2戦 日本代表ーコスタリカ代表(アハマド・ビン・アリスタジアム) コスタリカの守備的な戦い方の前に、日本代表は苦戦を強いられた。トップ下で先発した鎌田は、5バックでブロックを敷く相手守備網をかいくぐ…

■11月27日/カタールW杯 グループE第2戦 日本代表ーコスタリカ代表(アハマド・ビン・アリスタジアム)

 コスタリカの守備的な戦い方の前に、日本代表は苦戦を強いられた。トップ下で先発した鎌田は、5バックでブロックを敷く相手守備網をかいくぐるプレーが期待されたが、ミスを連発。好機も決められなかった。

 試合について、「残念な結果だった。自分たちが望んでいるものが得られなかった」と振り返る鎌田は、パスミスなどが相次いだ自身のプレーについて、「イージーなミスが個人的には多かった。僕個人ではなくて、チーム全体的に、そういうミスは多かったと思う。自分はイージーミスをしてはいけない選手だと思うし、ふだんであれば起こりえない。自分のプレーに対しては納得していない」と痛烈な反省を口にした。

 また、「あれだけコンパクトに、アグレッシブに守られると、僕たちだけじゃなくてどの国の代表も(崩すのは)難しい。これが国を背負って戦っているということ」と、W杯だからこその難しさを語った。

 その要因について、ターンオーバーをしたことによる連携かと質問されると、「連携というよりも、良い守備ができていなくて、そこからいい攻撃につなげられなかった」と、日本の守備がうまくハマらなかったことを挙げた。

■「スペイン戦に勝つしかない。すべてぶつける」

 鎌田は23日のドイツ戦に続いてフル出場。その初戦では日本が逆転勝利を飾ったものの、鎌田はこの試合でも精彩を欠いており、2試合連続で輝くことができなかった。

 現在所属するフランクフルトではチームをけん引する最大のキーマンとして認識されており、ブンデスリーガ公式も注目するほどだ。そのフランクフルトでは常に出ずっぱりのため、「(W杯で連戦した今も)疲労は正直本当になくて、常に週に2~3試合しているんで、全然そこに関しては問題ない」ときっぱり。

「スペイン戦に勝つしかない。すべてぶつける」と言い切った背番号15が、12月1日の試合こそヒーローになってみせる。

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