男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズ(スペイン/マラガ、室内ハード)は大会最終日の27日、カナダvsオーストラリアの決勝が行われ、カナダがオーストラリアを2勝0敗で破り、大会初優勝を飾った。同一戦には元世界ランク3位のD・フェレ…

男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズ(スペイン/マラガ、室内ハード)は大会最終日の27日、カナダvsオーストラリアの決勝が行われ、カナダがオーストラリアを2勝0敗で破り、大会初優勝を飾った。同一戦には元世界ランク3位のD・フェレール(スペイン)とスペインのサッカークラブFCバルセロナに所属する元スペイン代表のDFジェラール・ピケが観戦に訪れている。
デビスカップファイナルズはグループステージを勝ち抜いた8チームが争うトーナメント形式の大会で、22日から27日にかけて開催。第1・第2試合はシングルス、第3試合はダブルスが行われる。
初優勝を狙うカナダと2003年以来19年ぶり29度目の優勝を狙うオーストラリアの決勝戦。第1試合ではD・シャポバロフ(カナダ)T・コキナキス(オーストラリア)が対戦。シャポバロフが第1ゲームから4ゲームを連取し始まった第1セット、コキナキスに1度もブレークチャンスを与えず先行する。
続く第2セットでは先に2度のブレークに成功しゲームカウント5-2とリード。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームでブレークバックを許すも、その後のサービスをキープし1時間28分で勝利。6-2, 6-4のストレート勝ちでカナダが先に1勝を挙げる。
王手をかけたカナダは第2戦、F・オジェ アリアシム(カナダ)A・デ ミノー(オーストラリア)と激突。試合を通して8度のブレークポイントを握られたオジェ アリアシムだったが、全て凌ぐとリターンゲームでは2度のブレークに成功し、6-3, 6-4のストレートで勝利した。
これにより、第3戦となるダブルスの試合を行わずして、カナダの優勝が決定した。
デビスカップはツイッターでピケとフェレールが共に観戦している様子を投稿。今年6月にデビスカップのトーナメントディレクターに就任したフェレールと、大会への出資を行うコスモステニス創設者であるピケは優勝の行方を会場で見届けた。

【決勝の結果】
カナダ vs. オーストラリア
第1戦 シャポバロフ 6-2, 6-4 コキナキス
第2戦 オジェ アリアシム 6-3, 6-4 デ ミノー
第3戦 オジェ アリアシム/ V・ポスピシル(カナダ) vs. M・パーセル(オーストラリア)/ J・トンプソン(オーストラリア)(勝敗決定のため行わず)



>>観戦に訪れたフェレールとピケ<<