アーセナルと新たに2019年までの契約を結んだアーセン・ベンゲル監督。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)復帰に向けて来シーズンの逆襲が注目される。そのためには今夏の移籍市場での動きが重要だ。昨今のサッカー界では選手獲得に要する移籍金が高騰…

アーセナルと新たに2019年までの契約を結んだアーセン・ベンゲル監督。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)復帰に向けて来シーズンの逆襲が注目される。そのためには今夏の移籍市場での動きが重要だ。

昨今のサッカー界では選手獲得に要する移籍金が高騰しており、ますますマネーゲーム化が進んでいる。こうした時代の流れに乗ることを拒むように、ベンゲル監督は移籍市場で大金を注ぎ込むような補強はしてこなかった。その点もサポーターの賛否を呼ぶ部分である。

ベンゲル監督はクラブには十分な資金があると話す一方で、最大級のビッグクラブと張り合えるほどの資金力はないと語った。

「ほかのどんなクラブにも負けないほど金を費やせるというわけではない。いくつかのクラブには基本的に、青天井の尽きることない財源があるのだからね。我々の場合はそうではないが、クラブをうまく運営できるだけの金額は費やせる。費やした額が成功を保証するわけではないことを忘れてはならない」