27日は日本馬と外国馬の激しい争いが予想されるジャパンカップ(GI、芝2400m)が行われます。2005年のアルカセット…

27日は日本馬と外国馬の激しい争いが予想されるジャパンカップ(GI、芝2400m)が行われます。2005年のアルカセット以来未勝利に終わっている外国馬ですが、今年は例年以上の強力ラインナップです。

今回は中山で開催された2002年を除く2000年以降の過去データを基に気になる騎手データを見ていきます。

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■ジャパンCで活躍するのは簡単ではない

今年のジャパンカップに騎乗する騎手の中で、中山で開催された2002年を除く2000年以降で騎乗経験があるのは10騎手。各騎手のデータは次の通りです。

[2000年以降]ジャパンCの騎手別成績(中山で開催された2002年を除く)

表から一目瞭然ですが、ジャパンカップで30%以上の高い連対率を記録できているのは、C.ルメール騎手ひとりだけ。人気馬に跨る機会が多かった川田将雅騎手、武豊騎手、R.ムーア騎手、M.デムーロ騎手らが揃って連対率10%台ですから、簡単には好走できないGIであることがわかります。

そのため今回は「連対率」からレンジを広げ3着数も含まれる「複勝率」も重視しつつ注目3騎手を見ていきます。

■川田将雅騎手は3着候補

まず取り上げるのが、連対率は11.1%ながら複勝率は44.4%と優秀な川田将雅騎手。2018年キセキ(4人気2着)、19年ワグネリアン(2人気3着)、21年シャフリヤール(2人気3着)と近年のジャパンカップでは欠かせない騎手ですね。ただし、勝ち切れず3着が多いことは留意しなければなりません。

なお、注目材料は騎乗馬の年齢で【川田将雅騎手】×【5歳以下】の組み合わせは【0.1.3.2】の連対率16.7%、複勝率66.7%と各数値が上昇。3回に2回は馬券に絡むことを考えると3連複の軸に打ってつけです。

そして今年のジャパンカップで同騎手が騎乗予定なのが、前日1番人気の3歳馬ダノンベルーガ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)。過去のデータから頭まではどうかも、3着確保は十分期待できそうです。

■最多タイとなる3勝の武豊騎手は人気次第

続いて集計期間内で最多タイとなる3勝を挙げる武豊騎手について見ていきましょう。2006年ディープインパクト(1人気1着)、10年ローズキングダム(4人気1着 ※2位入線の繰り上がり)、16年キタサンブラック(1人気1着)ら名馬に跨ってきた同騎手ですが、実は1番人気以外での馬券絡みは繰り上がり優勝のローズキングダムのみです。

1番人気では【2.0.2.0】の勝率50%、複勝率100%ですから、1番人気なら誰よりも信用できる騎手ですね。そして今年のジャパンカップで武豊騎手が跨るのが、前日11番人気のハーツイストワール(牡6、美浦・国枝栄厩舎)。当日人気が急騰するようなら押さえてみてください。

■C.ルメール騎手も騎乗馬の年齢がカギ

最後に圧倒的な連対率を誇るC.ルメール騎手について見ていきましょう。2009年ウオッカ(1人気1着)、18年と20年のアーモンドアイ(ともに1人気1着)ら強い馬に跨ってきた結果とも言えますが、人気馬を毎年着実に好走させてきたことは強調できますね。

また、川田将雅騎手と同様に注目材料は騎乗馬の年齢で【C.ルメール騎手】×【4歳以下】の組み合わせは【1.4.0.5】の連対率50%と数値がさらに上昇。かつ3番人気以内であれば【1.4.0.0】と連対率が100%に到達する心強いデータも確認できます。2004年コスモバルク(2人気2着)、05年ハーツクライ(2人気2着)、17年レイデオロ(2人気2着)らがこのデータに該当しますね。

さて、今年C.ルメール騎手が騎乗を予定するのが前日6番人気の3歳馬オネスト(牡3、仏・F.シャペ厩舎)。4頭する参戦する外国産馬のなかでフランケル産駒という血統面に注目が集まる同馬。

熱いデータに該当する以上、押さえは必須と考えます。

以上、ジャパンカップの気になる騎手データでした。データ注目騎手はダノンベルーガに跨る川田将雅騎手、オネストに跨るC.ルメール騎手の2名です。騎手データを最大限に活用するならダノンベルーガを3着に固定した3連単で勝負してみてください。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部 秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。