昨年、一昨年に引き続き、今年もまた阪神競馬場の内回りコースで行われるラジオNIKKEI杯京都2歳S。今週からBコース…

 昨年、一昨年に引き続き、今年もまた阪神競馬場の内回りコースで行われるラジオNIKKEI杯京都2歳S。今週からBコースが使用されるとはいえ、連続開催で傷みが目立つようになってきた芝コースの見極めもポイントになりそうだ。このレースは暮れに行われるホープフルSのステップレースだが、ここで賞金を加算した馬は厳寒期のレースを避けるような傾向が続いている。それでも、来春のクラシックを占う意味では見逃せない1戦だ。

 ◎グリューネグリーンは東京競馬場芝1800m未勝利戦優勝馬。デビュー戦は外枠から早めに脚を使わざるを得なかったために上手く脚が溜まらなかったような印象だったが、当時、先着を許した2着馬は次走であっさりと勝ち上がったようにレベルも高かった。前走はスタート直後にハナを主張しようとしたが、相手が譲らなかったために控えて2番手。半マイル通過46.4秒、前半1000m通過57.9秒のハイペースで大逃げを打った相手を自分で捕まえにいき、残り200m過ぎに先頭に。最後2ハロンのレースラップが12.7秒→12.5秒と加速したのだから、この馬自身は長く良い脚を使った計算となる。機動力が求められる阪神の内回りコースには十分に対応できそうだ。関東馬にとっては鬼門のようなレースだが、敢えて狙ってみたい。

 〇シュタールヴィントは東京競馬場芝1800m未勝利戦優勝馬。デビュー戦も決して悪いスタートではなかったが、折り合い重視で後方に。最後は大外から追い込んだが0.4秒差4着。2戦目はすんなり先行から楽に抜け出し、最後は流す余裕さえ見せた。母が桜花賞馬で、半兄にラストドラフト、そしてヒートオンビートがいる良血馬。5月生まれで、まだ成長の余地はありそうだ。

 ▲グランヴィノスは、今回と同じ舞台となる阪神競馬場芝2000m新馬戦優勝馬。半マイル通過51.1秒、前半1000m通過が64.0秒というスローペースを後方で追走し、向こう正面からポジションを上げて最後は33.8秒。加速力、機動力の高さを見せてくれた。この時、あっさりと1馬身半差突き放した2着馬、2着馬とハナ差3着馬が次走であっさりと勝ち上がるなどレースレベルも高かった。勝てば来春のクラシック候補。キャリア不足の懸念はあるがレースぶりをしっかりと見ておきたい。

 △エゾダイモンは中京競馬場芝2000m未勝利戦優勝馬。6月のデビュー戦はメンバー的にもレベルが高い1戦で、当時は勝ったノッキングポイントと人気を分け合う存在だったが好位から伸びきれず4着。ひと息入れた前走はあっさりと勝ち上がり、この時の2着馬は次走で勝ち上がっている。ほか切れ味鋭い△ロードプレイヤー、△コスモサガルマータも展開一つで食い込むだけの力は十分ありそうだ。