スペイン・バルセロナで開催されている 「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(4月18~24日/ATP500/クレーコート)に出場中の錦織圭(日清食品)の初戦(2回戦)の相手が決まった。20歳のエリアス・ウマー(スウェーデ…

  スペイン・バルセロナで開催されている 「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(4月18~24日/ATP500/クレーコート)に出場中の錦織圭(日清食品)の初戦(2回戦)の相手が決まった。20歳のエリアス・ウマー(スウェーデン/123位)を6-4 6-7(3) 6-3で破った、ティーモ・デ バッカー(オランダ/102位)。対戦は20日、センターコートの第2試合で、開始時間は現地午後1時半以降となる。  対戦相手の決定に先立ち、錦織は19日、11時から練習を行い、アンドレイ・ルブレフ(ロシア/154位)を相手に1時間程汗を流した。ルブレフは、2014年全仏オープン・ジュニアの優勝者で、昨年このバルセロナでフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を破って注目を集めた18歳の新星。錦織はストローク、ボレー、サービスなど、各ショットの練習を一通り行ったあと、30分程のマッチ練習も行い、いいショットが決まった際には観客から拍手もあがった。  錦織とデ バッカ―は、過去に一度だけ、今年2月のアカプルコ(ハードコート)で対戦しており、そのときには錦織が6-0 6-3でストレート勝利をおさめている。 元ウインブルドン・ジュニア・チャンピオンのデ バッカ―は、身長193cmの長身から繰り出すサービスと、広いリーチを生かしたフォアハンドを武器とする27歳。クレーをもっとも得意なサーフェスに挙げており、2010年の好成績のあと、しばらく低迷していたが、昨年トップ100に返り咲いた。 一方、後半の盛り返しで会場を沸かせた若いウマーは、昨年のこの大会で、同じデ バッカ―とニック・キリオス(オーストラリア)を倒し3回戦に進出していたが、殊勲を繰り返すことはできなかった。

※錦織の練習内容を紹介ウォーミングアップのラリーのあと、ストローク、ボレー、スマッシュ、サービス練習、その後、マッチ練習。およそ1セット分のポイントを行ったあと、ダンテ・コーチの球出しから、バックハンドでコースをつく+フォアハンドでさらに厳しいコースをつく練習を行った。

※トップ写真解説錦織が練習を終えると、続いて同コートで練習を行うラファエル・ナダル(スペイン)のチームがやってきた。挨拶を交し、コートを去る錦織。錦織がバルセロナで優勝した過去2年、やはり出場していたクレー王者のナダルは早期敗退しており、決勝でのふたりの対決は、まだ実現していない

(テニスマガジン/ライター◎木村かや子、構成◎編集部)