今週は東京競馬場でジャパンカップ(GI、芝2400m)が行われる。一昨年はアーモンドアイが三冠馬同士のドリームマッチを制し、昨年はコントレイルが有終の美を飾った。ドラマティックな側面を覗かせる国際GI。今年はいったいどんなドラマが生まれるのだろうか。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてシャフリヤールを取り上げる。
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■ジャパンCはノーザンファーム生産馬の天下
今年はドバイシーマクラシックを制するなど海外を転戦。国内復帰初戦の前走天皇賞・秋は5着に敗れたものの、実績は申し分なく日本馬の総大将として臨む1頭だ。近2走のパフォーマンスはやや不安を覗かせてしまうが、ここで紹介したいのは以下のデータだ。
・ノーザンファーム生産の3~5歳馬→10年連続馬券内
GIレースで無類の強さを誇るノーザンファーム生産馬。その真価が発揮されるのは世界中のホースマンが注目するジャパンカップで、コントレイル1強ムードの昨年も2-3着をきっちりと確保していた。シャフリヤール以外にダノンベルーガ、ヴェルトライゼンデにも該当するデータだが、ローテーションや距離適性を踏まえると1番手に挙がるのはこの馬だろう。
JRAは指定外国競走を勝利した外国馬または日本馬がジャパンカップに出走した際、報奨金を交付することを定めている。ドバイシーマクラシックもそれに当たるわけだが、仮にシャフリヤールが今年のジャパンカップを制すると賞金4億円+報奨金200万ドル(約2億8000万円)を獲得することになる。勝負気配は十分に漂い、天皇賞・秋をひと叩きされ万全の状態で臨むここでの中心は揺るがない印象だ。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。