23日で大会4日目に入ったカタール・ワールドカップは、アルゼンチン代表がサウジアラビア代表に敗れる波乱などで、徐々に盛…
23日で大会4日目に入ったカタール・ワールドカップは、アルゼンチン代表がサウジアラビア代表に敗れる波乱などで、徐々に盛り上がりを増している。そのアルゼンチンが入ったグループCでは、もうひとつのカードで、世界最高峰の点取り屋が沈黙させられた。
アルゼンチンがサウジアラビアに敗れてからほどなくして、グループCのもう1試合であるメキシコとポーランドのゲームが開始。
8大会連続出場のメキシコと、過去最高3位の成績を誇るポーランドの試合は0-0で進んだ。そんな緊張感あふれる試合に、勝負の分かれ目となる場面が訪れる。後半開始から10分が経とうとする頃、ポーランドにPKが与えられたのだ。
蹴るのはもちろんエースのロベルト・レバンドフスキ。今夏に移籍したバルセロナでも好調を保っており、試合が動くことは確実であるかに思われた。
だが、ゴールを預かるメキシコGKギジェルモ・オチョアが魅せる。ボールの起き直しなどがあった後、オチョアは右に跳ぶと見せかけて、逆へとジャンプ。見事にレバンドフスキのキックを防いだのだ。
結局、レバンドフスキ擁するポーランドも、オチョア擁するメキシコも最後までネットを揺らすことはできず。試合は0-0で終わっている。
■「オチョア、さすがですね」の一方…
このシーンがDAZN Japanのツイッター公式アカウントで公開されると、「オチョア、さすがですね」「オチョアの覚醒はワールドカップ恒例行事だが、ワールドカップで輝ける、というのも一つの才能よね」と、まさに守護神と言える仕事を披露したベテランGKへの賛辞が集まった。
一方で、気になる指摘もある。「世界最高のセンターフォワードと言われるレバンドフスキ。いまだワールドカップ無得点」。そう、前回大会にもバイエルン・ミュンヘンで得点を量産して臨みながら、レバンドフスキはゴールを奪えずに大会を去っていたのだ。
オチョアがまたもや覚醒してしまったのか、レバンドフスキのゴール欠乏症が始まったのか…。グループC勝ち抜けの行方は、さらに分からなくなっていきそうだ。