全仏オープンテニスで2年ぶりに準々決勝まで進んだ錦織圭。第1シードのアンディ・マレーに6-2、1-6、6-7、1-6で敗れたあと、勝負を分けたターニングポイントを振り返った。錦織は序盤なかなか調子が上がらないマレーに対し主導権を握って試合を…

全仏オープンテニスで2年ぶりに準々決勝まで進んだ錦織圭。第1シードのアンディ・マレーに6-2、1-6、6-7、1-6で敗れたあと、勝負を分けたターニングポイントを振り返った。

錦織は序盤なかなか調子が上がらないマレーに対し主導権を握って試合を展開。幸先よく第1セットを奪ったが続く3セットを連続で落とし敗れた。

「風も強い中でプレーしていたので、集中力を持続させるのが難しかったですけど、一番悔いが残るのは第3セットのタイブレーク。ミスが相次ぎ、ダブルフォルトなどもったいないミスばかりだった。そこが一番もったいなかった」

先にブレークを許すなど苦しい展開が続いた第3セット。それでも錦織は終盤で追いつきタイブレークに持ち込んだ。この勢いに乗りたかったが、ミスが続き自滅に近い形でセットを落としている。

「3セット目をどうにかして取っていれば、4セット目も自信を持ってプレーできたかもしれない。そこを落としたことでさらにリズムを崩したというか、1セット目のようなプレーができなくなってしまった」

悔しそうに振り返る錦織。マレーが試合中に調子を上げてきたこともあるが、「どちらかというと今日は自分に原因があったかもしれない」と語っている。

錦織圭は全仏ベスト8で敗退(2017年6月7日)(c)Getty Images

錦織圭は全仏ベスト8で敗退(2017年6月7日)(c)Getty Images

アンディ・マレー(2017年6月7日)(c)Getty Images

アンディ・マレー(2017年6月7日)(c)Getty Images