フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日~6月11日/クレーコート)の大会12日目、女子シングルス準決勝で、第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 3-6 6-3で…

 フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日~6月11日/クレーコート)の大会12日目、女子シングルス準決勝で、第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 3-6 6-3で倒し、2度目のグランドスラム決勝に進出した。ハレプは2014年の全仏決勝でマリア・シャラポワ(ロシア)に敗れ、準優勝に終わっていた。

 ハレプは土曜日の決勝で、世界ランク47位のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。オスタペンコは、第30シードのティメア・バシンスキー(スイス)を7-6(4) 3-6 6-3で破り、約30年ぶりのノーシードの決勝進出者となった。

 25歳のハレプは、2つあったマッチポイントの最初のもので勝利を決めた。この準決勝で55本のアンフォーストエラーをおかしたプリスコバのリターンが、アウトとなった瞬間に戦いに終止符が打たれた。

 ハレプは第3セットの序盤にブレークを果たし、第4ゲームにもふたたびブレークポイントをつかんだが、プリスコバはサービスエースでこれをしのぎ、結局このゲームをキープすることに成功した。

 プリスコバはそれからブレークバックを果たし、形勢をイーブンに戻したが、ハレプはすぐにブレークに成功し、最後の自分のサービスをキープして、ついに試合を締めくくった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「全仏オープン」準決勝でカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を倒し、グランドスラムで2度目の決勝進出を果たしたシモナ・ハレプ(ルーマニア)(撮影◎毛受亮介/テニスマガジン)