「全仏オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 3-6 6-3で破り、3年ぶりとなる決勝進…

「全仏オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-4 3-6 6-3で破り、3年ぶりとなる決勝進出を果たした。試合時間は2時間。

 この結果でハレプは、プリスコバとのジュニア時代からの対戦成績を6勝1敗とした。前回の対戦は昨年8月のモントリオール(WTAプレミア5/ハードコート)の3回戦で、ハレプが6-3 6-3で勝っていた。

 全仏オープンに8年連続出場となるハレプは、2014年にグランドスラム自己最高となる準優勝。昨年は4回戦で、サマンサ・ストーサー(オーストラリア)に6-7(0) 3-6で敗れていた。前哨戦のマドリッド(WTAプレミア・マンダトリー/クレーコート)では2連覇を達成している。

 ハレプはグランドスラム初優勝をかけて、ノーシードから勝ち上がってきたエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。この日20歳の誕生日を迎えたオスタペンコは準決勝で、第30シードのティメア・バシンスキー(スイス)を7-6(4) 3-6 6-3で下しての勝ち上がり。

 プリスコバはこの試合に勝てば、週明けに更新される世界ランクでアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を抜いて1位になることが決まっていた。ハレプはプリスコバを破ったことにより、この大会に優勝すれば世界ナンバーワンの座に就くことができる。(テニスマガジン/Tennis Magazine)

※写真は「全仏オープン」の準決勝でカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を破り、3年ぶりとなる決勝進出を果たしたシモナ・ハレプ(ルーマニア)(撮影◎毛受亮介/テニスマガジン)