11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深…

11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。26カ国目は、日本でも馴染み深い“ピクシー”が率いるセルビア代表を紹介する。

◆セルビア代表

監督:ドラガン・ストイコビッチ

主将:ドゥシャン・タディッチ

予選成績:6勝2分け

W杯出場数:2大会連続13回目

W杯最高位:4位

FIFAランク:21位

◆欧州屈指の2トップで狙うはセルビアとして初のGS突破

かつて名古屋グランパスでプレーし、多くのファンにも愛され、監督としても名古屋を率いたストイコビッチ監督は、[3-4-1-2]を基本布陣にサイド攻撃とカウンターサッカーを多様した戦術でポルトガル代表と同居した欧州予選を6勝2分け無敗で首位通過し2大会連続の本大会出場を決めた。

本大会も予選で採用された[3-4-1-2]のフォーメーションが基本になると予想。GKは守護神ドミトロビッチでほぼ確定。3バックは、ミレンコビッチ、ヴェリコビッチ、パヴロビッチの3人が濃厚だ。

中盤の底は経験豊富なグデリとミリンコビッチ=サビッチの両選手を据え、運動量の必要な両WBにはコスティッチやジヴコビッチがファーストチョイスか。トップ下では絶対的な司令塔のタディッチがタクトを振るう。

そして、直近のUEFAネーションズリーグで6ゴールを挙げたミトロビッチと今季ユベントスで6ゴールを挙げてい2るヴラホビッチの2人が欧州屈指の2トップを形成。共に長身でオーソドックスなタイプのセンターフォワードでありながら、ミトロビッチは強靭なフィジカル生かしたパワープレーをヴラホビッチは細かい駆け引きからのワンタッチシュートを得意とする。

◆超WS的注目プレーヤー

FWアレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム/イングランド)

セルビア代表の注目プレーヤーは、絶対的なエースのミトロビッチだ。前述の通り、先のUEFAネーションズリーグではノルウェー代表のFWアーリング・ハーランドと並び、6ゴールを挙げてチームのリーグA昇格に貢献。

また、エースとして君臨するフルアムでは、昨季のチャンピオンシップ(イングランド2部)で1シーズンでの歴代最多ゴール記録を更新する43ゴールをマークし昇格に貢献すると、今季もプレミアリーグですでに9ゴールを挙げており、W杯でのゴール量産にも期待がかかる。

◆登録メンバー

GK

1.マルコ・ドミトロビッチ(セビージャ/スペイン)

12.プレドラグ・ライコビッチ(マジョルカ/スペイン)

23.ヴァンヤ・ミリンコビッチ=サビッチ(トリノ/イタリア)

DF

2.ストラヒニャ・パヴロビッチ(ザルツブルク/オーストリア)

3.ストラヒニャ・エラコビッチ(ツルヴェナ・ズヴェズダ)

4.二コラ・ミレンコビッチ(フィオレンティーナ/イタリア)

5.ミロス・ヴェリコビッチ(ブレーメン/ドイツ)

13.ステファン・ミトロビッチ(ヘタフェ/スペイン)

15.スルジャン・バビッチ(アルメリア/スペイン)

25.フィリプ・ムラデノビッチ(レギア・ワルシャワ/ポーランド)

MF

6.ネマニャ・マクシモビッチ(ヘタフェ/スペイン)

8.ネマニャ・グデリ(セビージャ/スペイン)

14.アンドリヤ・ジヴコビッチ(PAOKテッサロニキ/ギリシャ)

16.サシャ・ルキッチ(トリノ/イタリア)

17.フィリップ・コスティッチ(ユベントス/イタリア)

19.ウロシュ・ラチッチ(ブラガ/ポルトガル)

20.セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ/イタリア)

22ダルコ・ラゾビッチ(エラス・ヴェローナ/イタリア)

24.イバン・イリッチ(エラス・ヴェローナ/イタリア)

26.マルコ・グルイッチ(ポルト/ポルトガル)

FW

7.ネマニャ・ラドニッチ(トリノ/イタリア)

9.アレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム/イングランド)

10ドゥシャン・タディッチ(アヤックス/オランダ)

11.ルカ・ヨビッチ(フィオレンティーナ/イタリア)

18.ドゥシャン・ヴラホビッチ(ユベントス/イタリア)

21.フィリプ・ジュリチッチ(サンプドリア/イタリア)

◆グループステージ日程

11/24

《28:00》

vsブラジル代表

@ルサイル・アイコニック・スタジアム

11/28

《19:00》

vsカメルーン代表

@アル・ジャヌーブ・スタジアム

12/2

《28:00》

vsスイス代表

@スタジアム974