男子テニスのツアー最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会5日目の17日にシングルスの予選ラウンドロビン・グリーングループ第3戦が行われ、第8シードのT・フリッツ(アメリカ)が第5シードのF・オジェ アリ…

男子テニスのツアー最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会5日目の17日にシングルスの予選ラウンドロビン・グリーングループ第3戦が行われ、第8シードのT・フリッツ(アメリカ)が第5シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を7-6 (7-4), 6-7 (5-7), 6-2のフルセットで破り、2勝1敗で決勝トーナメント進出を果たした。試合後には「本当に素晴らしい」と述べた。
>>ATPファイナルズ 組合せ・結果<<
Nitto ATPファイナルズは年間の獲得ポイント上位8名のみが出場できる大会。昨年は第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第2シードのD・メドベージェフを6-4, 6-4のストレートで破り、2018年以来3年ぶり2度目の優勝を飾った。
今大会は4名ずつに分かれて行われる予選ラウンドロビン(総当たり戦)で上位2名ずつが準決勝に進出。勝ち上がった4名によるトーナメント戦でタイトルが争われる。
今大会、第3シードのC・ルード(ノルウェー)に敗れたものの、第1シードのR・ナダル(スペイン)を破り、1勝1敗としているオジェ アリアシムとフリッツ。この試合が2度目の顔合わせでフリッツの1勝。初対戦は今年1月のATPカップ(オーストラリア/シドニー、ハード)でフリッツが6-7 (6-8), 6-4, 6-4の逆転勝ちをおさめている。
勝者が決勝トーナメント進出となるこの試合、フリッツはファーストサービスが入ったときに88パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1セットをタイブレークの末に制すも、第2セットではタイブレークをものにされ、1セットオールとされる。
それでも迎えたファイナルセット、第6ゲームでミスを見逃さなかったフリッツは4度目のブレークポイントをものにし、この日初のブレークに成功。4ゲームを連取し、2時間44分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにフリッツのコメントを掲載し「ずっと良いサーブをしなければならない、そう思っていた。試合中、何度もブレークポイントまであと一歩というところでフラストレーションが溜まっていた。(ゲームカウント)15-30、0-30のときにチャンスを活かせなかった。でも、僕はただ我慢しイライラしないようにして、その時を待っていた」と語った。
初の準決勝進出についてフリッツは「とても大きなこと。予選落ちの可能性もあったのに、準決勝に進出できたのは素晴らしいことだと思うよ。ここでは、いいプレーができると感じていた。最高の選手に対しては、常に最高のテニスができると思っている」と明かしている。
2位通過となったフリッツは決勝トーナメントで、レッドグループ1位通過を決めている第7シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦することとなる。
同日には既に決勝トーナメント進出を決めている第3シードのルードと、敗退が決定している第1シードのナダルが対戦。ナダルが7-5, 7-5のストレート勝ちをおさめ、1勝2敗で大会を終えた。
予選ラウンドロビンの組み合わせ、勝敗結果は以下の通り。(決勝トーナメント進出者は太字)
【グリーングループ】
C・ルード 2勝1敗
T・フリッツ 2勝1敗
F・オジェ アリアシム 1勝2敗
R・ナダル 1勝2敗
【レッドグループ】
N・ジョコビッチ 2勝0敗
S・チチパス(ギリシャ) 1勝1敗
A・ルブレフ 1勝1敗
D・メドベージェフ 0勝2敗
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