体操男子で五輪個人総合連覇を誇る内村航平さんが16日、都内で会見を行い、引退後初となる主催イベント「体操展~動く芸術~」(12月30日・北九州市立総合体育館)の開催を発表した。 3月の引退後、初の主催イベントとなる内村さんは、特徴的な…

体操男子で五輪個人総合連覇を誇る内村航平さんが16日、都内で会見を行い、引退後初となる主催イベント「体操展~動く芸術~」(12月30日・北九州市立総合体育館)の開催を発表した。

3月の引退後、初の主催イベントとなる内村さんは、特徴的なタイトルについて「今まで自分が美しい体操を表現、体現してきて、絵画のように見せたい思いから、体操『展』という表現にした」と話した。

また、「(このイベントは)僕がやらなければならないと責任を感じている」「体操を世に広めていくことを使命として引退したので、これまで命を捧げてきた体操に恩返しをしたい」と、体操競技普及に向け強い思いを滲ませる。

会見に同席した白井さんは、「皆さんに体操の良さや、面白さを伝えるためのパフォーマーとして、(内村)航平さんが僕のことを評価してくださったということが、1番嬉しかったですね。演技中の心が演技を通して出せるように準備したいです」と語り、村上さんは「(女子の体操には)男子にはないものがあるので、少しでも人に伝わるような芸術としての体操をどう見せるかについて考えさせられるような演技ができれば」と思いを口にした。

 イベントでは、演技披露だけでなく、体操選手たちによる「進化したラジオ体操」や、子どもたちとの共演を企画している。MCには子どもたちに人気を誇るユーチューバーのウンパルンパさんを起用するなど、子どもから大人、素人も玄人も楽しめる内容間違いなしだ。

チケットは16日正午から販売開始。アリーナ最前列2万円、アリーナ席1万5000円、スタンドSS席1万円、同S席8000円、同A席4000円となっている。