オリ山本は2年連続4冠、ハム吉田輝は自己最多51登板 来季4年目を迎えるヤクルト奥川恭伸投手が背番号「18」を着けること…

オリ山本は2年連続4冠、ハム吉田輝は自己最多51登板

 来季4年目を迎えるヤクルト奥川恭伸投手が背番号「18」を着けることになった。昨年はチーム最多の9勝をあげるも、今季は1登板のみ。エースナンバーを背負って復活を遂げるか注目される。ここでは今季「18」を着けた投手の成績を振り返る。

 パ・リーグでは、4年目の2020年から「18」を背負うオリックス・山本由伸が今季も圧倒的な活躍。15勝、防御率1.68、勝率.750、205奪三振で2年連続4冠を達成。6月18日の西武戦ではノーヒットノーランを達成した。日本球界のエースといっても差し支えないだろう。

 楽天・田中将大投手は25登板で9勝12敗、防御率3.31。古巣に復帰して2年連続負け越し、12敗はNPB9年目でワーストだった。ソフトバンク・武田翔太は故障などの影響もあり10登板で2勝1敗、防御率2.57に終わった。

 高校時代に甲子園を沸かせた日本ハム・吉田輝星は4年目で自己最多の51登板で2勝3敗5ホールド、防御率4.26をマーク。飛躍の年となった。2020年からエースナンバーを着けるロッテ・二木康太は9登板で2勝4敗、防御率4.13。1軍に定着した3年目以降では自己ワーストの勝ち星だった。

燕・寺島は戦力外にDeNAの1年目・小園は1軍登板なし

 セ・リーグでは、ヤクルトの2016年ドラフト1位・寺島成輝が1年目から着けていたが今オフに戦力外通告を受けた。2020年には30登板を果たしたが、今季は登板なし。後輩の奥川に明け渡すことになった。

 2019年から「18」を着ける巨人・菅野智之は23登板で10勝7敗、防御率3.12。昨季の6勝から巻き返し、自身8度目の2桁勝利を挙げた。広島・森下暢仁は27登板で10勝8敗、防御率3.17。2年ぶり2桁勝利をマークした。

 阪神の2017年ドラフト1位・馬場皐輔は7登板で0勝1敗、防御率5.18。2020年の32試合、2021年の44試合から登板機会を大きく減らした。昨年から「18」を着ける中日の4年目・梅津晃大は右肘のトミー・ジョン手術を受け登板なし。DeNAの昨年ドラ1右腕・小園健太は1軍登板なし。2軍で3登板、4回2/3を投げて防御率0.00だった。(Full-Count編集部)