男子テニスのツアー最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会2日目の14日にシングルスの予選ラウンドロビン・レッドグループの初戦が行われ、第4シードのD・メドベージェフは第6シードのA・ルブレフに7-6 (…

男子テニスのツアー最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会2日目の14日にシングルスの予選ラウンドロビン・レッドグループの初戦が行われ、第4シードのD・メドベージェフは第6シードのA・ルブレフに7-6 (9-7), 3-6, 6-7 (7-9)の逆転で敗れ、初戦白星スタートとはならなかった。
>>ATPファイナルズ 組合せ・結果<<
Nitto ATPファイナルズは年間の獲得ポイント上位8名のみが出場できる大会。昨年は第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第2シードのメドベージェフを6-4, 6-4のストレートで破り、2018年以来3年ぶり2度目の優勝を飾った。
今大会は4名ずつに分かれて行われる予選ラウンドロビン(総当たり戦)で上位2名ずつが準決勝に進出。勝ち上がった4名によるトーナメント戦でタイトルが争われる。
メドベージェフとルブレフは6度目の対戦で、これまでメドベージェフの4勝1敗。直近の対戦は2021年8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)の準決勝で、ルブレフが2-6, 6-3, 6-3の逆転勝ちをおさめている。
この試合の第1セット、互いに1度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。序盤で2度のミニブレークを許し、2-5とリードされたメドベージェフだったが、5度のセットポイントを凌いで先行する。
しかし、続く第2セットでは第3ゲームでブレークを許したメドベージェフ。リターンゲームでは1度もブレークチャンスを掴むことができず、終盤となった第9ゲームで2度目のブレークを許し、1セットオールとされる。
迎えたファイナルセット、互いにサービスキープが続きタイブレークに突入。ルブレフが先にミニブレークを奪ってマッチポイントを掴むもメドベージェフが4度凌ぐ。それでも反撃及ばず、ルブレフに5度目のマッチポイントをものにされ、2時間31分の激闘の末に力尽きた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにメドベージェフのコメントを掲載し「自分には手がつけられないと思うような試合もあるし、自分の思い通りにいくような、そういう試合もある。改めて振り返ってみると、(素晴らしいポイントが)いくつもあった。次の試合では、より良いプレーをして勝利したいね」と語った。
「ここは1年で最も速いコート。だから、動きが遅れたり、ボールを取るのが遅かったりというミスがあった。それに慣れるためには試合が必要。今日は、そのための試合だった。だから、次の試合はもっと良くなることを期待しているよ」
同日には第7シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのS・チチパス(ギリシャ)を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで破り、初戦白星スタートを飾った。
予選ラウンドロビンの組み合わせ、勝敗結果は以下の通り。
【グリーングループ】
R・ナダル(スペイン) 0勝1敗
C・ルード(ノルウェー) 1勝0敗
F・オジェ アリアシム(カナダ) 0勝1敗
T・フリッツ(アメリカ) 1勝0敗
【レッドグループ】
S・チチパス 0勝1敗
D・メドベージェフ 0勝1敗
A・ルブレフ 1勝0敗
N・ジョコビッチ 1勝0敗
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