女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)プレーオフ「日本vsウクライナ」は12日に大会2日目を迎え、全日程が終了。ウクライナが初日の第1試合から3連勝し、日本に勝利した。>>ATP…

女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)プレーオフ「日本vsウクライナ」は12日に大会2日目を迎え、全日程が終了。ウクライナが初日の第1試合から3連勝し、日本に勝利した。
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前日行われた大会1日目ではM・コスチュク(ウクライナ)土居美咲を、K・ザワツカ(ウクライナ)が内島萌夏をストレートで破り、2勝0敗とし勝利に王手をかけていたウクライナ。2日目の12日に組まれたシングルス2試合とダブルス1試合のどれかで勝利すれば、ファイナル予選ラウンド進出が決定することとなった。
迎えた第1試合、コスチュクが内島にストレート勝ち。この時点でウクライナの勝利が確定したため、レギュレーションに則りシングルス第2試合は行われずダブルスのみが行われることとなった。
ダブルスでは出場予定だったコスチュクの代わりにザワツカが出場。L・キチェノック(ウクライナ)とぺアを組み、青山修子/ 柴原瑛菜と対戦したが、3-6, 3-6のストレートで敗れている。
試合後の会見でミハイル・フィリマ監督は日本との試合を振り返り、「特に昨日の2つの試合は大切だったと思う。いい結果があったので今日は精神的に有利な立場に立ってプレーすることができた。マルタ(コスチュク)がやった試合は2つとも最初のセットが大切で、それが全てを決めたのではないかと思う。多少の運もあったけど、とてもいい結果をもたらすことができた」とコメント。
この日の第1試合に登場し、ウクライナの勝利を決定づけたコスチュクは「勝てたことは本当にうれしい。完璧に準備をして挑むことができ、タフになるだろうと思って試合に入った。チームとしては2勝0敗だったから、最終的に勝利を決めることができてとてもうれしかった。自分のパフォーマンスに関してはとてもよかったと思う。彼女(内島)の試合を見て分析できていたのでうまくいったし、チャンスがあったときに決め切ることができたのが大きかった」と語った。

会見に臨んだマルタ・コスチュク[画像提供/tennis365.net]
また、ダブルスを戦ったキチェノックは「今日対戦した日本のペアはとても経験豊かだったのでとてもタフだったことは言うまでもない。実際に2人でプレーしてみてコート上でとても楽しむことができた。幸いなことに勝敗がかかった試合ではなかったので楽しくプレーできた。もちろん、勝ちたいとは思っていたし、ベストを尽くしたけど叶わなかった」と振り返っている。
ペアを組んだザワツカは「あまり簡単なものではなかった。私はあまりダブルスをプレーしないので今日はとてもいい経験となった。また、このようなハイレベルな中でダブルスをプレーすること、いろいろなプレーに反応することを学ぶことができた。今日の相手はとてもクリーンなテニスをするので勝つのは難しいと思っていた。勝敗には関係なかったので勝つということは大切ではなかったけど、楽しい時間を過ごせたと思う」と述べている。
試合の日程・対戦カードは以下の通り。
・1日目
第1試合 土居美咲 6-7 (1-7), 4-6 コスチュク
第2試合 内島萌夏 6-7 (3-7), 2-6 ザワツカ
・2日目
第1試合 内島 0-6, 3-6 コスチュク
第2試合 土居 vs. ザワツカ※勝敗が決したため行われず※
第3試合 青山修子/ 柴原瑛菜 6-3, 6-3 ザワツカ/ キチェノック
【日本代表メンバー】
土居美咲(ミキハウス)
内島萌夏(フリー)
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)
石井さやか(HSS)
青山修子(近藤乳業)
監督:土橋登志久(日本テニス協会)
【ウクライナ代表メンバー】
コスチュク
ザワツカ
キチェノック
監督:ミハイル・フィリマ