女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)プレーオフ「日本vsウクライナ」は12日に大会2日目が行われ、シングルス第1試合に登場した世界ランク105位の内島萌夏は同70位のM・コスチ…

女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)プレーオフ「日本vsウクライナ」は12日に大会2日目が行われ、シングルス第1試合に登場した世界ランク105位の内島萌夏は同70位のM・コスチュク(ウクライナ)に0-6, 3-6のストレートで敗れ、日本はウクライナに0勝3敗となりプレーオフ敗退が決まった。試合後の会見で内島は「勝てなかったのは本当に申し訳ないです」と涙で語った。
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前日行われた大会1日目では土居美咲がコスチュクに、内島がK・ザワツカ(ウクライナ)にストレートで敗れ、0勝2敗として崖っぷちに追い込まれていた日本。2日目の12日に組まれたシングルス2試合とダブルス1試合のすべてに勝利することがファイナル予選ラウンド進出の絶対条件だった。
この試合、内島はコスチュクの強烈なフォアハンドに押されダウンザラインを決められるなど苦戦。サービスゲーム時ではリターンエースを放たれ6ゲームを連取され第1セットを落とす。
第2セットでは第1ゲームでバックハンドクロスのウィナーを決めるなどブレークポイントを握るもこれを決め切れず3ゲーム連取を許す。第4ゲームでは初めてキープしたものの、その後ブレークバックをすることができないまま力尽きた。
日本は昨年4月のプレーオフでもウクライナと対戦し敗北。地域グループ1部に回り、今年は中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランドと共にアジア/オセアニア・グループ1部に所属。6カ国による総当たりのリーグ戦が4月に行われ、全勝の日本と4勝1敗の中国がプレーオフ進出を決めていたが、今回も再びウクライナに阻まれ敗退となった。
試合後の会見で内島は「昨日、初日0-2で終わりましたけどまだまだチャンスはあるとチーム全員と話し合い、最初私が良い流れでみんなに繋げられたらと思っていたんですけど、なかなか自分のプレーもできず正直すごい悔しいです。相手も格上の選手ですし、世界のトップで常に戦っている相手だったので、数少ないチャンスをものにしていかないと勝てないとはわかっていました。それでもなかなかチャンスをもらえず、しっかりやられてしまったという感じです」とコメントした。
「もちろん自分が負けたらチームが負けるというのはわかっていましたし、2セットとも1ゲーム目でチャンスがありました。そこで取れていたら流れも変わっていましたし、気持ち的に相手にもプレッシャーかかっていましたし、実際硬かったので、そこで取れていたら流れがこっちに来ていたかもしれないです。相手のサービスゲームだったのでサーブも良いものが入ってましたし、しょうがないと言ったらあれですが、取り切れなかったものは取り切れなかったでただ悔しいです」
最後に内島は自身を代表に選出した監督の土橋登志久氏に言及。土橋氏は今大会で監督を退くことが決まっており、来季からは杉山愛氏が就任する。「まだまだ自分はこういう舞台で戦うには経験も浅いですし、トップの選手と今年やっと戦えるまで上がってきて、実際まだ戦えてないですし課題もいっぱいです。そのなかでも土橋監督に選んで頂いて、勝てなかったのは本当に申し訳ないです。来年、杉山さんのチームになるのでまたもっと強くなってファンの皆さんの前だったり、もっと強くなれるように頑張りたいと思います」と涙ながらに語った。
試合の日程・対戦カードは以下の通り。
・1日目
第1試合 土居美咲 6-7 (1-7), 4-6 コスチュク
第2試合 内島萌夏 6-7 (3-7), 2-6 ザワツカ
・2日目
第1試合 内島 0-6, 3-6 コスチュク
第2試合 土居 vs. ザワツカ※勝敗が決したため行われず※
第3試合 青山修子/ 柴原瑛菜 vs. ザワツカ/ L・キチェノック(ウクライナ)
【日本代表メンバー】
土居美咲(ミキハウス)
内島萌夏(フリー)
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)
石井さやか(HSS)
青山修子(近藤乳業)
監督:土橋登志久(日本テニス協会)
【ウクライナ代表メンバー】
コスチュク
ザワツカ
キチェノック
監督:ミハイル・フィリマ
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