来年のNBAドラフト全体1位指名の有力候補と言われるビクター・ウェンバヤマが、フランスのフル代表デビューを果たした。1…

 来年のNBAドラフト全体1位指名の有力候補と言われるビクター・ウェンバヤマが、フランスのフル代表デビューを果たした。11月11日に行われたFIBAワールドカップ2023ヨーロッパ地区予選Window5のリトアニアとの一戦で、ウェンバヤマはスターターとして23分29秒プレー。20得点、9リバウンドにアシストとスティールを1本ずつを記録した。フランスは90-65で勝利している。

 

フランスのフル代表デビュー戦で圧倒的な存在感を見せたビクター・ウェンバヤマ(写真/©FIBA.WC2023)


 ウェンバヤマは2004年1月4日生まれの18歳で、身長219cmのパワーフォワードと登録されている。しかし身長はもっと高いのではとも言われており、実際試合の映像を見てもそんな印象を受ける。リトアニアのビッグマンが子どもに見えるような圧倒的なサイズとプレーの幅があり、ペイント周辺でボールが入ったら、もうイージーレイアップやダンクを止められない。


 長身だがシューティングタッチや機動力が備わっており、ボールハンドリングもよい。実際この試合では、3Pショットを2本中1本成功させ、フリースローも7本すべて成功させている。イメージとしては、若くてより大きいヤニス・アデトクンボとか、あるいは懐かしのパウ・ガソルやカリーム・アブドゥル-ジャバーを現代的に発展させたようなタイプと言えば近いかもしれない。


 現在の所属はフランス国内リーグPro Aのメトロポリタンズ92というクラブ。10歳代のバスケットボールプレーヤーの中では世界一のスキルを持っているとも評され、来年のNBAドラフトで1位にならないわけがなさそうな逸材だ。


 フランス代表でデビューしたということは、来年のFIBAワールドカップ2023で日本にやってくる可能性もあるということを意味している。もしそれが実現したら、沖縄アリーナを相当盛り上げてくれそうだ。

(©FIBA.WC2023)


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)