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今回は、「ミドルエイジからの女性の悩み」として、女性ホルモンの変化と睡眠についてご紹介します。

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以前もお伝えしましたが、女性は45〜55歳の間に閉経し、この間に女性ホルモンが急速に下がります。

この時、アップダウンをしながら下がるため、更年期障害に陥り、自律神経失調症や精神神経症状を起こしやすくなります。

これにより、どんな症状が起こるかというと、知覚過敏になります、今まで不快ではなかった全てのものが、「なんか不快だ」となります。

そして、50歳以降の女性はよく不眠になると言われていますが、それは、寝ている時もちょっとした刺激や物音に起きてしまうからなんです。

そのため、50歳以降は、眠りにこだわらないといけなくなるのです。

具体的には、寝る1時間前になったら部屋を暗くし、コーヒーや紅茶などのカフェインを控え、静かに寝るなどです。

ですが、逆に寝過ぎもあまりよくありません。

睡眠は一晩でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すと言われています。

レム睡眠は、脳は少し起きていて体だけ休む、ノンレム睡眠は深く寝るので脳も体も休まります。

成長期は1回のサイクルを2〜3時間とした時に、ノンレム睡眠で沢山寝てレム睡眠になるのを2,3回繰り返すため、8時間など長く睡眠を取れますが、年をとると、1回だけ深いノンレム睡眠ができれば脳は十分です。

なので、睡眠をはじめて3時間ほど深い睡眠が取れれば、その日の脳の疲れは取れたと思ってもらって大丈夫です。

これではまだ体の疲れは取れていないですから、その後の3時間は多少物音が気になっても、ちょっとウトウトして朝を迎える。それでも良いやと思うことが大切です。

また、中には夜中にトイレに目覚めてしまい眠れないという方もいるかと思います。

そういった方たちは、まず水分量の取りすぎに注意しましょう。夏場で大体1日に1.5〜2リットル、冬場はそれより少なくて十分です。

そして、腎臓の血の巡りも段々と悪くなってくるため、尿を昼まではなく夜に作るサイクルに変わってきてしまいます。

夜トイレに目覚めてしまうという人たちは、昼食後に1時間くらい横になるのが良いと言われています。

また、夕食後はちょっと足を上げて横になると、体にある余分な水分が腎臓から膀胱に戻ってきてそのタイミングでトイレにいくことができます。

是非これらのことを頭に入れながら良い睡眠をとり、更年期をできるだけ快適に過ごしましょうね。


※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文:女性医療クリニックLUNA]

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