男子テニスのユニ・チャームトロフィー愛媛国際オープン(日本/松山、ハード、ATPチャレンジャー)は9日、第5シードのB・ペール(フランス)と世界ランク226位のスー・ユ ショウ(台湾)が対戦。スーの6-4, 2-1時点でペールが途中棄権を…

男子テニスのユニ・チャームトロフィー愛媛国際オープン(日本/松山、ハード、ATPチャレンジャー)は9日、第5シードのB・ペール(フランス)と世界ランク226位のスー・ユ ショウ(台湾)が対戦。スーの6-4, 2-1時点でペールが途中棄権をし、スーはベスト8進出を果たした。
ペールは今大会1回戦で世界ランク236位のD・スウィーニー(オーストラリア)を4-6, 6-4, 7-5の逆転で下して初戦突破を決めた。一方、スーは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場していた片山翔を7-5, 6-4のストレートで下した。
ペールはこの試合、第3ゲームから3ゲーム連取を許したものの、第9ゲームでブレークバックに成功。しかし、直後の第10ゲームで再びブレークを許し、50分で第1セットを先行される。
続く第2セットでは、お互いにサービスキープが続くも、第3ゲーム終了時点でペールが途中棄権を申し出たことで、スーは準々決勝進出が決まった。
試合後、ペールは自身のインスタグラムを更新し「今年は、間違いなく僕の年じゃなかった。体の不調を承知で来日したけど、昨日の試合後また手首に激痛が走った。何とかプレーしたかったけど、結局痛みのほうが勝ってしまった」とつづった。
「この数週間は、まだポジティブなことがたくさん残っている。肉体的に元気で、精神的にもモチベーションが高ければ、本当に素晴らしいことができると感じている。2023年のシーズンには、正しいランキングに戻り、夢見るようなトーナメントに参加できるよう、しっかり準備したいと思う。今年は多くのことを学んだ。2023年が待ち遠しい。苦しい時に僕を支えてくれた皆さんありがとう」
スーは準々決勝で世界ランク251位のリー・ホアン・ナム(ベトナム)と対戦する。リーは2回戦で松田康希を6-4, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には、第4シードの内田海智が同289位の島袋将を7-5, 7-6 (7-3)、同204位のウー・トンリンが同217位の守屋宏紀を1-6, 7-5, 6-1の逆転で破り、8強に駒を進めた。