サッカー日本代表メンバー(国内組)が9日夜、20日に開幕するワールドカップ開催地・カタールに向け千葉・成田空港から出国した。 異例の11月開催となった今大会は、国内組・海外組とそれぞれ現地入りし、前回大会とは異なりチャーター便では無く(一…

サッカー日本代表メンバー(国内組)が9日夜、20日に開幕するワールドカップ開催地・カタールに向け千葉・成田空港から出国した。

異例の11月開催となった今大会は、国内組・海外組とそれぞれ現地入りし、前回大会とは異なりチャーター便では無く(一般客と共にカタール航空に搭乗し)戦いの地・カタールへ向かうようだ。

9日19時過ぎ、空港内に選手たちそれぞれの荷物が運びこまれ、その後およそ1時間後、選手が搭乗したバスが成田空港・国際線の出発ロビーに到着すると多くのメディアが一斉に動きだす。バスを降りた国内組の選手を代表して、自身4度目のW杯に挑むA代表の大ベテラン・長友佑都が言葉を残している。

「魂込めた戦いを魅せたい」

前回大会、まさかの金髪で話題を集めた長友は、スーツにハットを合わせたダンディーなスタイルで空港まで見送りに来たファン・サポーターを湧かせ「4度目は特に気合いが入ってる」と晴れやかに出国。先日、鼻を骨折した谷口彰悟は終始、マスク着用のままメディアの対応に徹し、一部メディアの記者から「イケメンだからマスク外しても大丈夫です。お願いします」とフルフェイスの要望が届くも笑顔で交わす徹底ぶり。

その後、空港に(突如現れたA代表・国内組)メンバーが出国ロビーに現れるも空港内で特に混乱は無く(国内組を乗せた航空機は)翌朝5時、カタールへ到着したようだ。

(国内組とは一足先に)森保監督らコーチ陣は7日夜、一足先に成田空港から旅立ちカタール入りしたという。

出国直前、メディアに取材に応じた田嶋会長や反町技術委員長も「こうやって大勢のメディアが集まってくれるとワールドカップ(は特別な大会)なんだと感じる。来てくれてありがとう」と電波・紙・Web媒体の各メディアを歓迎し、今のA代表の課題を唱え、本大会への意気込みを静かに語った。

反町技術委員長は負傷が危惧される遠藤航について「詳しくは解らない。まだこれから(診断結果などを待つ)」と言葉を濁す形にとどめている。遠藤は(現地時間8日に行われた)ドイツ1部リーグの試合で、頭部を負傷し交代。所属クラブ「シュツットガルト」は、クラブ公式Twitterで「遠藤はピッチでは意識不明だったが、救急車では反応があった」とシェアしたことで、心配の声が広がっている。

サッカー・ワールドカップ・カタール大会は、20日から12月18日までの29日間の日程で行われる。サッカー日本代表は23日、1次リーグ・初戦で強豪・ドイツと対戦だ。

文/スポーツブル編集部