■キラーアビリティ
【中間調整】2歳GI・ホープフルSの覇者。そこからぶっつけで挑んだ皐月賞は4番人気に支持されながらゲートを失敗したのが響き13着に終わってしまう。続く日本ダービーはゲートをすんなり出るも、思った位置取りとならずかなりの後方から。それでもこの馬なりにジワッと脚を使って6着に押し上げた。その後は長めの休養で心身の成長に専念。秋は菊花賞をパスしてアルゼンチン共和国杯から復帰し、ジャパンCか有馬記念を目指すことが早い段階で決まっており、予定通り10月5日に栗東に戻っている。以降、斉藤崇史厩舎流のCW長め追いを丹念にこなし、心肺機能と実戦感覚の鍛錬に打ち込んできた。1週前のCW追いにはC.デムーロ騎手が騎乗。序盤からある程度スピードに乗っていきながらも、ラストにしっかり脚が残っていたあたり、そこまでの稽古がしっかり身になっているようだ。
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【最終追い切り】今週もC.デムーロ騎手が騎乗しCW単走。今週は折り合いに専念し、やや力みは感じさせながらも鞍上が意図した通りスタミナの温存に成功。ラスト100mあたりでグンと回転数を上げ、実戦想定の予行演習はほぼ完璧。
【見解】この中間は単走オンリーがどうかだが、変に力むよりはこの形のほうがいいのかもしれない。先週、今週と段階を踏んでC.デムーロ騎手が状態アップに取り組んでいるのは好感。不完全燃焼だった春2戦よりいい状態で走れそうだ。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■アルゼンチン共和国杯2022 調教動画(キラーアビリティ)














