男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は1日、シングルス1回戦が行われ、ラッキールーザーで出場している世界ランク59位のF・フォニーニ(イタリア)が予選から出場したA・フィス(フランス)を7…

男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は1日、シングルス1回戦が行われ、ラッキールーザーで出場している世界ランク59位のF・フォニーニ(イタリア)が予選から出場したA・フィス(フランス)を7-6 (7-5),6-7 (4-7),6-2のフルセットで破り、初戦突破を果たした。
>>西岡 良仁vsアルカラス 1ポイント速報<<
>>西岡、ナダルらパリマスターズ 組合せ<<
今大会の予選決勝でも対戦した両者。そのときはフィルスがフルセットで勝利し本戦入りを決めていたが、本戦出場者に欠場者が出たためラッキールーザーとしてフォニーニが本戦入り。奇しくも組み合わせで本戦1回戦でも相まみえることとなった。
この試合の第1セット、フォニーニは終盤で18歳のフィスにセットポイントとなるブレークチャンスを与えるもこれを凌ぐと、タイブレークでは4度のミニブレークに成功して先取した。第2セットでは2度ずつブレークを奪い合い再びタイブレークへ。今度は3度のミニブレークを許したフォニーニが落とし、セットカウント1-1に追いつかれる。
迎えたファイナルセット、第1ゲームで先にブレークしたフォニーニはファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどブレークチャンスすら与えないプレーを披露。2時間37分の熱戦をものにし予選決勝のリベンジを果たした。
また、35歳のフォニーニは同大会と相性が悪く、相手選手の棄権以外で勝利したのは2010年にまでさかのぼる。以降は2011年から2016年までの5大会、2018年、2019年、2021年といずれも勝利できておらず、マッチ勝利は12年ぶりとなった。
フォニーニは試合後にインスタグラムを更新し、サッカーブラジル代表のネイマールがゴールを決めたときに行うセレブレーションを真似たパフォーマンスを披露した写真を投稿。「俺どう?」とネイマールへ尋ねる投稿を行い、ネイマールもそれにコメントで応えるやり取りもあった。
2回戦では世界ランク28位のG・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは1回戦で同35位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードのC・ルード(ノルウェー)や第6シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第7シードのA・ルブレフが3回戦進出。第10シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第14シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)、世界ランク27位のD・エヴァンス(イギリス)らが2回戦へ駒を進めた。