KDDIと運動通信社は、2022年10月25日に、学生スポーツ応援コミュニティサービス「ANYTEAM(エニーチーム)」の提供開始に伴い、新サービス発表会をオンラインにて開催した。「ANYTEAM」は、全国の中学・高校・大学に所属している部…
KDDIと運動通信社は、2022年10月25日に、学生スポーツ応援コミュニティサービス「ANYTEAM(エニーチーム)」の提供開始に伴い、新サービス発表会をオンラインにて開催した。
「ANYTEAM」は、全国の中学・高校・大学に所属している部活とファンの交流や、同じ部活を応援するファン同士での交流を主としたコミュニティサービスである。ファン同士でのスレッドの書き込みや、応援したい部活へ応援メッセージの投稿が可能な「ファンコミュニティ機能」、応援したい部活チームへ支援金を送ることができる「ドネーション機能」「クラウドファンディング機能」が特徴だ。
また、KDDIと運動通信社が共同運営するインターネットスポーツメディア「SPORTSBULL(スポーツブル)」の配信を見ながら応援メッセージを送ることもできる。これまで以上に、スポーツ観戦の体験価値向上に期待がかかる。
新サービス発表会ではKDDI 事業創造本部LXサービス企画部長の天野圭氏、運動通信社代表取締役社長の黒飛功二朗氏、同社執行役員の椛沢保男氏が新サービスについての説明を行った。「ANYTEAM」の提供に際し、大学スポーツの統括団体である一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)との連携も発表され、同協会専務理事の池田敦司氏も登壇し、大学スポーツ界の課題なども語られた。
また、新サービス発表会に引き続き、第二部として「大学スポーツを中心とした学生スポーツのこれからを考える」と題してトークセッションが行われ、スポーツ庁地域スポーツ課課長の橋田裕氏もゲストとして参加。橋田課長はこれからの学生スポーツの発展について、「スポーツの発展のための重要な要素である、『スポーツをみる・する・ささえる』の好循環を形成していくことが重要であると思っています。スポーツ庁室伏長官も『大学スポーツに力を入れていきたい』とよく話されていて、日頃から議論しています」と口にした。
アスリートゲストが語る、『学生スポーツの配信』『応援コミュニティ』の意義とは
新サービス発表会のゲストとして、バレーボールのロンドン五輪銅メダリスト・迫田さおりさんと、ジュビロ磐田スポーツダイレクター(元サッカー日本代表)の藤田俊哉さんが登壇し、トークセッションが行われた。学生スポーツが全国に配信されることの意義や応援コミュニティができることの意義などについて話した。
迫田さんは「学生スポーツってどうしてもお金が足りないことがあるんですよね。そんな時に近くにはいられない親戚からの支援をネットで受けられることで、支援がより手軽になりますね」と語った。
藤田さんは「高校・大学を出た後って、今の学生とつながるチャンスがほとんどないんですよね。より身近に応援できる環境があることでもっと積極的に応援するようになりますし、スポーツの環境をもっとよくすることにつながると思います。」と述べた。
ANYTEAM(https://anyteam.jp/)は公式サイトから誰でも登録可能だ。学校側も登録することにより支援を行うことができる。