フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日〜6月11日/クレーコート)の大会9日目、男子シングルス4回戦。 第8シードの錦織圭(日清食品)は4回戦でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を0-6 6-4 6-4 6-0で下し…

 フランス・パリで開催されている「全仏オープン」(5月28日〜6月11日/クレーコート)の大会9日目、男子シングルス4回戦。

 第8シードの錦織圭(日清食品)は4回戦でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を0-6 6-4 6-4 6-0で下したあと、準々決勝を前に、全米オープンでアンディ・マレー(イギリス)を倒したことを思い出せなかった。

 錦織は昨年の全米で劇的な5セットの戦いの末に1-6 6-4 4-6 6-1 7-5でマレーを下し、準決勝に進んでいた。

「実は物覚えはかなり悪いほうなんだ」と錦織。「自分が負けたか勝ったかさえわからない」。

 マレーに対する過去10度の対戦で2度勝ったことのある錦織は、笑みを浮かべてこう言い添えた。

「僕らがプレーするときはいつもバトルだ。よく覚えていなくて申し訳ない」

 錦織は水曜日に行われる準々決勝で、世界1位のマレーと対決する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「全仏オープン」4回戦でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を破った錦織圭(日本)(撮影◎毛受亮介/テニスマガジン)