ラ・リーガ第12節、バレンシアvsバルセロナが29日にメスタージャで行われ、アウェイのバルセロナが0-1で勝利した。 ラ…

ラ・リーガ第12節、バレンシアvsバルセロナが29日にメスタージャで行われ、アウェイのバルセロナが0-1で勝利した。

ラ・リーガではビジャレアル、アスレティック・ビルバオ相手に2試合連続の快勝を収めた2位のバルセロナ。だが、チャンピオンズリーグ(CL)では試合前のインテルの勝利によって屈辱の2シーズン連続グループリーグ敗退が決定。さらに、肝心の試合ではカンプ・ノウで宿敵バイエルンに0-3の完敗を喫することになった。

CL敗退、ホームでの大敗からのバウンスバックを図るチャビのチームは、難所メスタージャで9位のバレンシアというタフな相手と対峙した。中2日でのアウェイゲームでは先発3人を変更。ベジェリンとマルコス・アロンソ、ケシエに代えてジョルディ・アルバ、エリック・ガルシア、アンス・ファティを起用。バルデが右サイドバック、ペドリがインテリオールと立ち位置を入れ替えた。

かつて両クラブで活躍し、ヴィッセル神戸でもプレーしたダビド・ビジャがキックインセレモニーを務めた名門対決。

共に前から圧力をかけ合うアグレッシブな入りとなった中、バルセロナは開始早々に決定機。GKママルダシュヴィリのミスパスをカットしたショートカウンターからデ・ヨング、ファティとボックス内でシュートチャンスが訪れるが、いずれも相手守備の寄せに阻まれる。

時間の経過と共にプレスの勢いが落ちてきたことで、バルセロナがボールを握ってバレンシアがカウンターで応戦する形に落ち着く。その中で18分には足首を痛めたカバーニがプレー続行不可能となり、マルコス・アンドレとの負傷交代を強いられた。

前半半ばから終盤にかけても主導権を握るバルセロナだが、遅攻の局面ではインテリオールのフルキエがディフェンスラインに吸収される形の5バックで守るホームチームの守備に苦戦。頼みのデンベレとファティの両ウイングもカウンターシチュエーション以外ではなかなか局面を打開できず。

また、40分過ぎにはエリック・ガルシアがコンディション不良かプレー続行不可能となり、マルコス・アロンソのスクランブル投入を余儀なくされる。その後、前半終了間際の44分にはセットプレーの二次攻撃からアルバのクロスに反応したゴール前のレヴァンドフスキがバックヘッドで合わせるが、これは惜しくも右ポストを叩いた。

ゴールレスで折り返した後半、先にチャンスを作ったのはバレンシア。50分、右クロスに反応したアンドレが前線で潰れたところをサポートに入ったサムエウ・リーノが冷静にゴール右隅へ流し込む。だが、オンフィールド・レビューの結果、アンドレの競り合いの場面でのハンドを取られてゴールは取り消しとなった。

後半に入ってややリズムが出ないバルセロナは56分、ブスケッツ、デンベレ、ファティを下げてガビ、フェラン・トーレス、ハフィーニャを投入する3枚替えを敢行した。

これで流れを変えたいところだったが、バレンシアの強度の高いプレーに後手を踏み、ミドルレンジのパスで背後を取られて引っくり返される場面が散見。さらに、74分にはハムストリングを痛めたクンデがプレー続行不可能となり、ピケのスクランブル投入を余儀なくされる。

カウンターやクロスから際どい場面を作るものの、ゴールが遠いバルセロナ。過密日程の中でなかなかパワーを出せないが、85分にはビッグチャンスが舞い込む。浮き球パスに抜け出したペドリがボックス右から絶妙な折り返しを入れるが、ゴール前に走り込んだフェラン・トーレスは右足で合わせ切れず、軸足の左足に当たったこぼれ球に詰めたハフィーニャのシュートも枠を外れる。

その後、試合はゴールレスのまま6分が加えられた後半アディショナルタイムに突入。引き分け濃厚かに思われたが、バルセロナが誇る絶対的なエースストライカーが土壇場で決定的な仕事を果たした。

93分、ボックス手前右でボールを受けたハフィーニャが左足で浮き球のクロスを上げると、ファーサイドにフリーで飛び込んだレヴァンドフスキが懸命に伸ばした右足のスライディングシュートで押し込み、劇的な先制ゴールとした。

そして、このままホームチームの反撃を凌ぎ切ったバルセロナが難所メスタージャでのタフな一戦をモノにし、リーグ戦3連勝を達成。CL敗退のショックをわずかながら払しょくした。