モンテディオ山形は30日、J1参入プレーオフ1回戦に臨む。その大逆転での昇格に向けてクラブは1本の動画を制作したのだが…
モンテディオ山形は30日、J1参入プレーオフ1回戦に臨む。その大逆転での昇格に向けてクラブは1本の動画を制作したのだが、これがファンの気持ちをさらに盛り上げている。
J2最終節、小さな奇跡が起きた。プレーオフ出場最後の1枠を3チームが狙ったが、一番不利な位置にいたのが8位の山形だった。山形がJ1昇格に可能性を残すためには、6位の徳島ヴォルティスとの直接対決に勝利した上で、7位のベガルタ仙台が引き分け以下の結果に終わる必要があったのだ。
調子を上げていた徳島に勝つだけでも簡単ではなく、”ミッション・インポッシブル”かと思われたが、山形は見事に勝利を収めたうえに運を引き寄せた。見事に6位に浮上して、プレーオフ進出の権利を得た。
この結果、30日に3位のファジアーノ岡山と1回戦を戦うことが決まった。その先も勝ち進んでいかなければJ1昇格はかなわないが、まずは岡山を倒さないことは道は開けない。
そこで山形は多くの人の応援を得ようと、岡山戦に向けた熱い動画をツイッター公式アカウントで公開した。動画では、「激闘の末 手にしたプレーオフへの切符」と、最終節を振り返る。さらに、こう続ける。
「これまで乗り越えてきた長い道のりは」
「すべてJ1昇格のため」
■岡山は「最大の強敵」
そして、岡山を「最大の強敵」と位置付ける。今季のJ2で、山形が”全敗”を喫した相手は2チームだけだ。岡山と、20位のザスパクサツ群馬である。
群馬にはリーグ戦で「ダブル」を食らっているが、何と岡山にはリーグ戦で3敗している。4月3日に行われた第8節に0-1で敗れたが、この試合で明らかな誤審があったとして再試合に。そのリマッチでも敗れて、3度も地にまみれたのだ。
だからこそ、最終節でゴールを挙げたディサロ燦シルヴァーノは、こう宣言した。
「岡山には3回負けてますし、男として4回も負けてられないので、必ず勝ちます」
このインタビューの後、ピーター・クラモフスキー監督の「ヤマガタ・イチガン(山形一丸)」の呼びかけと「討ち取らせて頂きます」とのテロップで、動画は締めくくられている。
前回の降格から7シーズンもJ2で奮闘してきた山形のファンにとって、琴線を震わすには十分だ。
「かっこよすぎる」
「良すぎる震える」
「燃えてきた」
「この動画みたら涙出た」
「泣けるで。でも、泣くのはまだ早い。泣いちゃったけど」
「行ぐべJ1」
情報が拡散されるとともに、決意のコメントが相次いだ。山形と岡山が激突する運命のプレーオフ1回戦は30日、岡山のホームであるシティライトスタジアムで14時にキックオフとなる。