日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は大会7日目の28日、女子シングルス準決勝が行われ、第5シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス)が第8シードの佐藤南帆(慶應義塾大)を6-…

日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は大会7日目の28日、女子シングルス準決勝が行われ、第5シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス)が第8シードの佐藤南帆(慶應義塾大)を6-3, 3-6, 6-3のフルセットで破り、初の決勝進出を果たした。
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今大会が7年連続8度目の出場となる小堀は昨年と2017年に8強入り。今大会では準々決勝で第2シードの細木咲良(原商)をストレートで下して初の4強入りを決めた。
一方、佐藤は5年連続5度目の出場。最高成績は2回戦進出となっていたが、今大会では第4シードの桑田寛子(島津製作所)をストレートで下して初のベスト4進出を果たしている。
この試合、小堀は第1セットを先取するも第2セットを取られ1セットオールとされる。迎えたファイナルセットでは第1ゲームから5ゲームを連取。その後、佐藤に3ゲームを連取されるも第9ゲームをキープして、決勝進出を決めた。
試合後の会見で小堀は「最後、5-0からまくられて流れが良くなかったんですけど、5-0の時点で何か嫌だなと思っていました」と語った。
「第2セットから自分のボールの質がちょっと落ちたと思います。それで相手のペースになるポイントが多くなって(第2セットを)取られたと思います。ファイナルはおそらく、相手が疲れていたと思います。セカンドでは無いようなミスがあったように感じました」
「緊張したり硬くなる感じはなかったです。競ったポイントで緊張するってことはあったんですけど、全日本だから、準決勝だからという緊張はあまりなかったです」
勝利した小堀は決勝で第1シードの坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)と対戦する。坂詰は準決勝で第15シードの伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)を6-2, 6-0のストレートで下しての勝ち上がり。
また、小堀は瀬間詠里花とペアを組み、ダブルスにも出場。同日に行われた準決勝では伊藤あおい/ 勝見幸璃組を6-2, 7-5のストレートで破り、単複で決勝進出を決めている。

記者会見に臨む小堀[画像:tennis365.net]