男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は27日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのD・メドベージェフが世界ランク113位のD・ティーム(オーストリア)を6-3, 6-3のストレートで…

男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は27日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのD・メドベージェフが世界ランク113位のD・ティーム(オーストリア)を6-3, 6-3のストレートで破り、2大会連続のベスト8進出を果たした。
>>全日本 男子シングルス組合せ<<
>>全日本 女子シングルス組合せ<<
世界ランク4位のメドベージェフは今月上旬に行われたアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500)の準々決勝、N・ジョコビッチ(セルビア)戦で6-4, 6-7(6-8)の時点で足の負傷により途中棄権をしており、それ以来の公式戦出場となった。
今大会は1回戦で世界ランク94位のN・バシラシヴィリ(ジョージア)を6-2, 6-2のストレートで破り、2回戦に進出。一方のティームは1回戦で同30位のT・ポール(アメリカ)にマッチポイントを握られながらも2-6, 7-6(7-2), 7-6(8-6)の逆転で破り、初戦を突破した。
両者は6度目の対戦でこれまでティームの3勝2敗。この試合、お互いにサービスキープが続くも、メドベージェフが第6ゲームから4ゲームを連取し、55分で第1セットを先取する。
続く第2セット、メドベージェフは第4ゲームでブレークを奪い、このリードを守って準々決勝進出を決めた。
勝利後のメドベージェフのコメントがATP公式サイトに掲載され、「タフな試合だった」と語った。
「どっちに転んでもおかしくなかったよ。この試合のある瞬間から、彼のサーブに大きなプレッシャーをかけることができるようになった。自分のサーブが良かったので、彼にチャンスをあまり与えなかったことが今日のキーポイントだったと思う」
勝利したメドベージェフは準々決勝で第6シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。両者は4度目の対戦で、これまでメドベージェフが3戦全勝をおさめている。
同日に行われたシングルス2回戦では、第6シードのH・フルカチュ(ポーランド)、世界ランク27位のB・チョリッチ(クロアチア)、同32位のG・ディミトロフ(ブルガリア)、同58位のM・ギロン(アメリカ)がベスト8進出を決めている。