「11.1」京口紘人戦へ公開練習 ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が11月1日にさいたまスーパーアリーナで王座統一戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信…

「11.1」京口紘人戦へ公開練習

 ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が11月1日にさいたまスーパーアリーナで王座統一戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)を行う。寺地は10月27日、都内の三迫ジムで練習を公開。断食で減量しており、酵素ドリンクを飲んで「お肌がモチモチになった」と明かした。

 拳四朗はもう、仕上がっていた。「お肌がモチモチになったんです」。前戦から計量前10日間は断食。固形物は一切口にせず、今回も6日目に入った。補給するのは酵素ドリンク「優光泉」。野菜、果物、海藻などを凝縮した原液を炭酸割りで飲んでいる。

「酵素ドリンクだけで生活しています。お腹が空いたら飲む感じです。甘くて飲みやすい。全て天然の素材。お肌もいい感じに仕上がっています。体重も落ちやすいですし、腸って大事ですね。いつでも(リミットに)落とせる。凄くいい調整ができています」

 父・永(ひさし)会長の現役時代に食事指導した京都の医学研究所に勧められたもの。拳四朗は数年前の真冬に3泊4日で滝行に励み、この時も「毒素を出すため」に飲んだ。すでにリミットの48.9キロまで残り1キロちょっとまで落とせている。この日もシャドー、ミット打ち、サンドバッグなど約1時間動くと、汗が噴き出した。

技術面も仕上がり順調、加藤トレーナー「拳四朗の強さがブレないようにしてきた」

 代謝が良い証拠。同会長も「減量も今までの試合の中で一番うまくいっている」と太鼓判を押した。計量後はおかゆなどで回復する予定だ。もちろん、技術面でも京口対策を練り上げてきた。指導する三迫ジムの加藤健太チーフトレーナーは「特別ここを強化したとかはないですが、拳四朗の強さがブレないように、どんな相手でも強さが出るようにしてきました。ボクシングのレベルが上がっている」と期待を込めた。

 拳四朗は同王座を過去8度防衛したが、昨年9月に矢吹正道に敗れて王座陥落。今年3月の再戦で王座奪還を果たした。日本人同士の王座統一戦は、2012年6月にWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔がWBA王者・八重樫東に判定勝ちして以来、10年ぶり2度目となる。

「大きい舞台でメインを張るのは初めて。嬉しいし、ワクワクしている。シンプルに強いなというのを見てほしい」

 柔和な雰囲気もリングに上がれば一変する。決戦前の雰囲気もいつも通りだ。(THE ANSWER編集部)