10月23日~26日、宮崎県日向市小倉ヶ浜 で行われたJPSAショートボードツアー最終戦「さわかみ 日向プロ」。ウィメンズクラスで中塩佳那(なかしお・かな)が優勝し、ツアー全制覇を達成した。メンズクラス優勝は安井拓海(やすい・たくみ)。以下…

10月23日~26日、宮崎県日向市小倉ヶ浜 で行われたJPSAショートボードツアー最終戦「さわかみ 日向プロ」。ウィメンズクラスで中塩佳那(なかしお・かな)が優勝し、ツアー全制覇を達成した。メンズクラス優勝は安井拓海(やすい・たくみ)。以下、決勝リポート。

中塩佳那が全試合優勝の歴史的快挙

小倉ヶ浜会場の天候は晴れ。海岸には良質な東ウネリが届き、カタ〜アタマサイズの波となってブレイク。風も弱く、申し分のないコンディションのなか最終戦の幕は切って落とされた。

ツアー最終戦の女子ファイナルを飾ったのは、ルーキー中塩佳那と川合美乃里(かわい・みのり)。共にオニールチームであり、2000年代生まれとして注目される若手サーファーだ。

今ツアー連戦連勝中の中塩に対し、川合は決定打に欠ける印象だが、昨ツアーの第3戦鴨川戦では中塩を退け優勝を手にした。その実力は確かで、中塩にも引けをとらない。


フロントサイドでスナップを入れる川合美乃里① ®️JPSA
フロントサイドでスナップを入れる川合美乃里② ®️JPSA

1本目でゼッケンホワイトの川合が5.33pt。続いて2本目で6.90ptをスコアし、合計12.23ptをそろえる。大きくスプレーをあげる得意のライディングが高得点につながった。


フロントサイドリップをかける中塩佳那① ®️JPSA
フロントサイドリップをかける中塩佳那② ®️JPSA
フロントサイドリップをかける中塩佳那③ ®️JPSA

一方でゼッケンレッドの中塩は1本目で6.50pt。2本目はセットを狙うも何にもできず1.13pt。

「そこで逆に気合が入った」と中塩。切り替えて波を待つポイントをずらすと、すぐに波を捕まえ6.20ptをスコア。川合を逆転すると、さらにレフトの波にテイクオフ。カーヴィング、そして際どいバックサイドリップで7.33ptをスコアし、みごとに優勝をもぎとった。


中塩のバックサイドスナップ ®️JPSA

全試合優勝・ルーキーオブザイヤー・グランドチャンピオン獲得。この偉業達成のあとにやり残したことはないかと聞かれると、「いや……10ポイント(満点)を出したかったです」とニッコリ。次はCT入りを目指し、中塩は鍛錬を積んでいくようだ。

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ウィメンズ結果

優勝:中塩佳那  合計点 13.83pt
2位:川合美乃里
3位:宮坂麻衣子、川瀬心那

メンズ結果

優勝:安井拓海   合計点 14.26pt
2位:伊東李安琉
3位:平原颯馬、仲村拓久未


優勝の中塩(右)と安井 ®️JPSA

 

 

The post 向かう所敵なし。中塩佳那がJPSAツアーグランドスラムを達成 『さわかみ 日向プロ』 first appeared on FINEPLAY.