日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は大会6日目の27日、女子シングルス準々決勝が行われ、第8シードの佐藤南帆(慶應義塾大)が第4シードの桑田寛子(島津製作所)を6-4,6-4の…

日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は大会6日目の27日、女子シングルス準々決勝が行われ、第8シードの佐藤南帆(慶應義塾大)が第4シードの桑田寛子(島津製作所)を6-4,6-4のストレートで破り、初のベスト4進出を果たした。
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5年連続5度目の全日本選手権出場となった佐藤。これまでは2回戦進出が最高成績だったが、今大会は初戦の2回戦でリュー理沙マリー(フリー)を逆転で、3回戦では石井さやか(HSS)をフルセットで破り駒を進めてきた。
準々決勝、佐藤は今大会初めてストレートで勝利。試合後の会見では疲労が溜まっていることを明かすとともに、大学生活とプロ大会などの難しさも語った。
「今日の試合は身体的にもすごいタフだったんですけど、自分のテニスを貫いて全日本選手権で初のベスト4にいけてうれしいです。大学のリーグ戦から国体、王座と続いてこの大会なので、初戦も長いラリーが続いて足(両足のもも)に負担が蓄積されていました」
「(今は)なるべく学生の大会よりITFとかをできるだけ回って、学校も休める回数が限られているのでそれを海外遠征にあててやっています。プロの方がより1勝に対し貪欲というか生活もかかってくるのでそれはあるんですけど、大学生の方も最近はITFに出場する選手も出てきたり最近はレベルが上がっていると感じています」
準決勝では第5シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス)と対戦する。小堀は準々決勝で第2シードの細木咲良(原商)をストレートで下しての勝ち上がり。

会見に臨んだ佐藤[画像:tennis365.net]