ソトの17本塁打&49打点はいずれも来日ワースト 昨季最下位だったDeNAは今季、2位へと浮上を遂げた。しかしリーグ連覇…

ソトの17本塁打&49打点はいずれも来日ワースト

 昨季最下位だったDeNAは今季、2位へと浮上を遂げた。しかしリーグ連覇を果たしたヤクルトとは8ゲーム差を付けられた。開幕3連敗を喫するなどシーズン序盤に苦しんだが、助っ人野手陣の“出遅れ”も大きく響いた。今季在籍した外国人選手の成績を振り返る。

【野手】
〇タイラー・オースティン外野手
38試合32打数5安打、1本塁打3打点、打率.156

〇ネフタリ・ソト内野手
117試合368打数98安打、17本塁打49打点、打率.266

 両助っ人が開幕時は不在だった。来日3年目のオースティンはオープン戦終盤に離脱すると、4月に米国で右肘の手術を受けて大きく出遅れた。8月に待望の1軍昇格も、2度の抹消。さらに38打席は全て代打で、一度も守備に就くことができなかった。メジャー通算33発の大砲には物足りない数字となった。

 来日5年目を迎えたソトは、4月12日の今季初出場こそマルチ安打の好発進だったが、17本塁打&49打点はいずれも来日ワースト。2018年から2年連続40本塁打以上を放った本領を発揮できなかった。

途中加入のガゼルマンは“竜キラー”として存在感

【投手】
〇フェルナンド・ロメロ投手
23試合6勝8敗、防御率4.87

〇ロバート・ガゼルマン投手
4試合1勝1敗、防御率2.66

〇ブルックス・クリスキー投手
18試合1勝1敗4ホールド1セーブ、防御率2.57

〇エドウィン・エスコバー投手
70試合4勝2敗34ホールド2セーブ、防御率2.42

〇マイケル・ピープルズ投手
3試合0勝2敗、防御率15.00

 投手陣では、今季も“鉄腕”がフル回転した。エスコバーは2度目の70試合登板を達成、5年連続50試合以上登板を継続した。信条の「男は黙って投げるだけ」を胸に、どんな場面でも腕を振り続けて救援陣を支えた。新加入のクリスキーは7月3日に負傷降板して以降1軍登板はなかったが、日本野球への順応は見せた。途中加入のガゼルマンも中日戦は2戦計14回無失点などシーズン終盤に力となった。

 一方で、2年目のロメロは防御率4点台。先発としての安定感を欠き、9月以降は救援に回った。また3年目だったピープルズは7月にわずか3試合登板で退団。期待に応えることはできなかった。(Full-Count編集部)