卓球のWTTチャンピオンズマカオ<10月19日~23日/中国>が行われ、女子シングルスで伊藤美誠(スターツ)がベスト4入り。石川佳純(全農)はベスト8。張本智和(IMG)は男子シングルス初戦敗退と終わった。 世界卓球2022中国大会後にマカ…

卓球のWTTチャンピオンズマカオ<10月19日~23日/中国>が行われ、女子シングルスで伊藤美誠(スターツ)がベスト4入り。石川佳純(全農)はベスト8。張本智和(IMG)は男子シングルス初戦敗退と終わった。

世界卓球2022中国大会後にマカオで行われた今大会には、張本智和(IMG)、宇田幸矢(明治大学)、伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)の5名が参戦。※早田ひな(日本生命)は派遣キャンセル

2回戦で木原との同士討ちを制した伊藤は、続く準々決勝ではセーチ(ルーマニア)をフルゲームの末に下して準決勝進出。準決勝は、中国トップ5の一角・陳幸同(中国)のミスのない両ハンドを打ち崩せず1-4で敗れた。

伊藤美誠 Photo:World Table Tennis

1、2回戦ともにストレートで勝利した石川は準々決勝でユエン・ジアナン(フランス)に敗れてベスト8。

石川佳純 Photo:World Table Tennis

男子シングルスの張本は、世界卓球2019男子シングルス準優勝のファルク(スウェーデン)の攻めに屈して初戦敗退。世界卓球2022では中国から2点を奪い、今大会も上位進出が期待されたが悔しい結果に終わった。

また宇田も初戦で馬龍(中国)と対戦し、1ゲームを奪ったが敗退。

男子シングルスは、中国の2トップの馬龍と樊振東を下した王楚欽(中国)が優勝を果たした。

張本智和 Photo:World Table Tennis

波乱も多く見られた今大会。女子ではセーチが陳夢(中国)、ユエン・ジアナンが王曼昱(中国)を下し、また男子でもA.ルブラン(フランス)が梁靖崑(中国)から勝利をあげるなどヨーロッパ勢の活躍も光った。

10月27~30日には中国でWTTカップファイナルズが行われ、張本智和、伊藤美誠、石川佳純、木原美悠が出場予定だ。

【各種目結果】
●男子シングルス
優勝:王楚欽(中国)
準優勝:樊振東(中国)
3位:モーレゴード(スウェーデン)、林昀儒(台湾)

●女子シングルス
優勝:孫穎莎(中国)
準優勝:陳幸同(中国)
3位:伊藤美誠(日本)、ユエン・ジアナン(フランス)

左から樊振東、王楚欽、孫穎莎、陳幸同 PHOTO:World Table Tennis

【日本選手の結果(最終ラウンドの対戦記録)】
●男子シングルス
張本智和【1回戦敗退】1-3 ファルク(スウェーデン)
宇田幸矢【1回戦敗退】1-3 馬龍(中国)

●女子シングルス
伊藤美誠【ベスト4】1-4 陳幸同(中国)
石川佳純【ベスト8】1-3 ユエン・ジアナン(フランス)
木原美悠【2回戦敗退/ベスト16】1-3 伊藤美誠

宇田幸矢 PHOTO:World Table Tennis

木原美悠 PHOTO:World Table Tennis