30日に東京競馬場で行われる第166回天皇賞・秋(GI、芝2000m)の過去10年データを紹介する。

今春のドバイシーマクラシックを制した昨年の日本ダービー馬シャフリヤール、札幌記念で重賞2勝目を飾ったジャックドール、ドバイターフでGI初制覇を飾ったパンサラッサら古馬勢に、今年の皐月賞と日本ダービーで2着のイクイノックス、皐月賞馬ジオグリフら3歳勢が挑む。

ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■毎日王冠組は今や「穴候補」

過去10年で3勝を誇り計9頭が馬券に絡んでいるのは前走・毎日王冠組。3勝はいずれも5番人気での戴冠であり、近年は6番人気で3着と、人気以上の結果を残している。

前走・毎日王冠組は、2014年の5番人気1着スピルバーグを最後に優勝から遠ざっているが、毎日王冠1着馬が天皇賞・秋へ出走したのは、2017年の3番人気4着リアルスティールが最後。今年も勝ち馬サリオスをはじめ、上位入線馬はマイルCSを照準に合わせている。

[天皇賞・秋]過去10年の前走ローテ

毎日王冠 【3.1.5.37】 勝率6.5%、連対率8.7%、複勝率19.6% 安田記念 【2.2.1.4】 勝率22.2%、連対率44.4%、複勝率55.6% 宝塚記念 【1.3.3.14】 勝率4.8%、連対率19.0%、複勝率33.3% 札幌記念 【1.1.0.15】 勝率5.9%、連対率11.8%、複勝率11.8% オールカマー 【1.0.0.21】 勝率7.3%、連対率7.3%、複勝率7.3% 京都大賞典 【1.0.0.13】 勝率7.1%、連対率7.1%、複勝率7.1% 日本ダービー 【1.0.0.1】 勝率50.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%

今年は前走・毎日王冠組から5着ノースブリッジと6着ポタジェが参戦。毎日王冠で5着以下は【1.1.1.21】と3頭が馬券内に入っており、2015年には7着だったステファノスが10番人気2着と激走するなど、穴候補として警戒しておきたい。

■近年は春GI直行組がトレンド

毎日王冠に代わり「王道ローテ」と言えるのが、【2.2.1.4】の前走・安田記念組、【1.3.3.14】の前走・宝塚記念組など、春GIからの直行ローテ。昨年も1着エフフォーリアは日本ダービー2着、2着コントレイルは大阪杯3着、3着グランアレグリアは安田記念2着から直行だった。

2020年も1着アーモンドアイは安田記念2着、2着フィエールマンは天皇賞・春1着、3着クロノジェネシスは宝塚記念1着からと、間隔を問わず前走・春GI組が上位争いを演じている。

今年、前走・日本ダービー組のイクイノックス、ダノンベルーガ、ジオグリフら3歳勢は、直行ローテで割り引く必要はない。ただし、前述の古馬勢がGI3着以内からの参戦だったことを踏まえると、信頼できるのは日本ダービー2着のイクイノックスのみか。

■帰国初戦のシャフリヤールに黄信号

気がかりなのは、英プリンスオブウェールズSから参戦のシャフリヤールで、海外遠征から帰国初戦の日本馬は【0.0.0.3】。

2017年に香港クイーンエリザベス2世C1着から参戦したネオリアリズムは8番人気13着、16年に英プリンスオブウェールズS6着から参戦したエイシンヒカリは2番人気12着、14年に香港クイーンエリザベス2世C4着から参戦したエピファネイアは4番人気6着と、人気を下回る着順に終わった。データ上、シャフリヤールは厳しい戦いとなる。

なお、前走・札幌記念組は【1.1.0.15】と不振に見えるが、馬券外15頭のうち11頭は札幌記念で3着以下だった馬。2018年のサングレーザーは札幌記念1着から本番で4番人気2着、16年のモーリスは札幌記念2着から1番人気1着。今年、札幌記念1着のジャックドール、同2着のパンサラッサは“買い”のジャッジだ。

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文●SPREAD編集部