日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は23日、男子シングルス1回戦が行われ、今大会限りで現役引退を表明している仁木拓人(三菱電機)が鈴木昂(エキスパートパワーシズオカ)を6-0,…

日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は23日、男子シングルス1回戦が行われ、今大会限りで現役引退を表明している仁木拓人(三菱電機)が鈴木昂(エキスパートパワーシズオカ)を6-0, 7-5のストレートで破り、2回戦進出を決めた。
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同大会に16年連続16度目の出場の仁木は、2010年にベスト4、2018年にベスト8進出を果たしている。先月の26日に自身のSNSを通じて、今大会をもって現役を引退することを発表した。
仁木は試合後の記者会見で試合を振り返り、「今大会がプロとしてラストの試合になるので、コロシアムに試合を組んでいただき、緊張感はあると思っていました。その緊張感のある中でプレーができることを、(結果が)うまくいってもうまくいかなくても、どの時間帯の1ポイントも楽しめたら良いなと思って試合に入りました。今日は最後までそれができたので良かったと思います」とコメント。
また同大会がプロキャリアのなかで、常に大きな目標の一つだったと語った。
「僕自身、海外で勝つことと全日本選手権でタイトルを取ること、国外と国内の目標を立てていて。国内の目標の一番上の大会がここでした。毎年毎年タイトルに向かって全力で調整して良いプレーが出せたらいいなとずっと思い続けた大会で、自分自身の選手生活の中でプライオリティの高い大会です。今年も最後までこうして本戦からプレーさせてもらえたので嬉しい気持ちで一杯です」
仁木は2回戦で、第16シードの住澤大輔(フリー)と対戦する。
記者会見に臨んだ仁木拓人[画像:tennis365.net]