加藤豪将が日本ハムのドラ3指名に心境「しっかり考えたい」 日本ハムからドラフト3位で指名された加藤豪将内野手(メッツ傘下…

加藤豪将が日本ハムのドラ3指名に心境「しっかり考えたい」

 日本ハムからドラフト3位で指名された加藤豪将内野手(メッツ傘下3Aシラキュース)が20日(日本時間21日)、自身のツイッターを更新。「この度は日本ハムファイターズに指名していただき、驚いているとともに、とても光栄に思います。ただし、現時点、私はニューヨーク・メッツと契約をしていますので、今後の事に関しては周囲と相談し、しっかり考えたいと思っています」と心境を綴った。

 今年のドラフトで起きたサプライズ指名。米カリフォルニア育ちの加藤は2013年ドラフト2巡目でヤンキース入り。今季はプロ10年目で初の開幕ロースター入りし、4月9日にメジャー初出場。同27日にはメジャー初安打となる二塁打を放った。

 その後メッツ傘下へ移籍となり、傘下3Aシラキュースでは80試合出場して打率.223、64安打、9本塁打、32打点、7盗塁を記録。分厚い選手層を誇るメッツでメジャー昇格はならなかったものの、今季は飛躍のきっかけとなったのは間違いない。

加藤の本職・二塁手を固定できず、若手の生きた教材に

 エンゼルス・大谷翔平と同じ1994年生まれ。10月8日に28歳となった。プロ野球選手の平均引退年齢は30歳前後と言われており、日本ハムの指名はギリギリのタイミングだったとも言える。

 一方で日本ハムはどうか。加藤は内外野を幅広く守れるが、本職は二塁手。二塁手はアルカンタラの43試合出場が最多でレギュラーを固定できなかった。当然、スタメンも日替わりオーダーだった。そして、清宮幸太郎、万波中正、野村佑希ら伸び盛りの若手を抱えるチームにとって、米マイナー暮らしの長い加藤は、生きた教材にもなるだろう。

 加藤が心境を綴ったツイッターには、ファンから「加藤選手の力が必要です! 加藤選手の姿が見たい沢山のファンが北海道で待っています!」「今の日本ハムには加藤選手の力が必要です」「日本でお待ちしております」などと入団を望む多くの声が寄せられた。

 一方で「自分にとって最善だと思うことをしてください」「メジャーリーグの方がいいと思います」「ここで日本に来たらメジャーに戻れる可能性ほぼなし。悩ましいな」とのコメントもあった。いずれにしても加藤の意思を尊重したい。(Full-Count編集部)