23日に阪神競馬場で行われる菊花賞(GI、芝3000m)の「血統傾向」を分析する。前哨戦のセントライト記念を制したガイア…
23日に阪神競馬場で行われる菊花賞(GI、芝3000m)の「血統傾向」を分析する。
前哨戦のセントライト記念を制したガイアフォースや、弥生賞ディープインパクト記念でダービー馬・ドウデュースを負かしているアスクビクターモア、神戸新聞杯で2着に3馬身半差をつけて勝ったジャスティンパレス、京成杯3着、京都新聞杯2着と重賞でも崩れない安定感抜群のヴェローナシチーら、ラスト一冠をかけた戦いに豪華なメンバーが集結した。
ここでは、血統データから読みとく菊花賞の推奨馬を紹介する。
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■菊の舞台でも輝く王道血統
今年も、京都競馬場改修工事による開催変更のため、京都ではなく阪神で開催される。そのため、2017年以降に行われた阪神芝3000mの重賞レース、つまり過去6回の阪神大賞典と、昨年の菊花賞における種牡馬成績は以下の通り。
図を見てわかるように、サンデー系が3着内種牡馬のうち13頭中9頭を占めている。中でもディープインパクト系種牡馬は【3.1.2.8】(勝率21.4%、連対率28.6%、複勝率42.9%/複回収値312)と、高い数値を示している。
また、スタミナを問われる条件だけにロベルト系種牡馬も【0.1.1.4】(勝率0.0%、連対率16.7%、複勝率33.3%/複回収値115)と、サンプルは少ないものの、好走率が高く買いと言える。さらに好走した2頭は昨年の菊花賞に出走したオーソクレースとディヴァインラヴでともに母父がディープインパクトだった。
このようにディープインパクトの血が活躍している理由はコース形態とレース展開にある。阪神芝3000mは、スタートして最初のコーナーまで長さがあるコース形態。加えて芝3000mという長距離が舞台とあって、道中はスローペースになりやすく、最後の直線での「瞬発力戦」になりやすく、瞬発力に富んだディープインパクトの血が活きる展開というわけだ。
今回はディープインパクトの血を持つ馬から2頭を推奨馬としてピックアップしたい。
1頭目はディープインパクト産駒で母父クロフネのプラダリア。3走前の青葉賞で1着、2走前の日本ダービーでも5着に好走している様に今回のメンバーに入っても実績は上位と言える。その実績から前哨戦の神戸新聞杯では2番人気に支持されるも期待を裏切る8着に敗退。しかし鞍上のコメントからも本番を見据えた仕上げだったことを考えれば上積みは大きそう。
また、2017年以降、父ディープインパクト×母父ヴァイスリージェント系の牡馬は、芝2400m以上のレースで右回りだと【5.4.3.20】(勝率15.6%、連対率28.1%、複勝率37.5%/単回収値135)。特に阪神競馬場と相性が良く【3.2.3.8】(勝率18.8%、連対率31.3%、複勝率50.0%/単回収値228)と抜群の成績。叩いた上昇だけでなく阪神へのコース替わりでパフォーマンスを上げてくることは間違いなさそうだ。
2頭目はシルバーステート産駒・セイウンハーデスに注目。3走前のプリンシパルSでは好位追走から早めに仕掛けて押し切る強い内容。その後日本ダービー11着、セントライト記念4着と馬券には絡めていないが、レース中に物見をするなど幼さ出していたことが敗因で力負けではなさそう。
また、2017年以降、父ディープインパクト系×母父サンデーサイレンス系の牡馬が、前走4着以内に好走し、今回距離延長ローテの場合【3.0.2.18】(勝率、連対率13.0%、複勝率21.7%/単回収値128)。特に前走3~4着でかつ良馬場だと【2.0.2.9】(勝率、連対率15.4%、複勝率30.8%/単回収値214)と好走率が高い。精神面の成長が今後の課題ではあるが、馬場コンディションに恵まれれば菊花賞でも好走可能と判断し穴馬候補して挙げておきたい。
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文●中井達也(SPREAD編集部)