マーリンズのエディンソン・ボルケス投手が3日(日本時間4日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦でノーヒットノーランを達成した。2四球を与えたものの10奪三振で無安打無失点に抑え、チームを3-0の勝利に導いた。試合後のインタビューでは亡き同僚への…

マーリンズのエディンソン・ボルケス投手が3日(日本時間4日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦でノーヒットノーランを達成した。2四球を与えたものの10奪三振で無安打無失点に抑え、チームを3-0の勝利に導いた。試合後のインタビューでは亡き同僚への思いを吐露した。

■序盤で負傷も省エネ投球で偉業「この試合をフェルナンデスとベンチュラに捧げる」

 マーリンズのエディンソン・ボルケス投手が3日(日本時間4日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦でノーヒットノーランを達成した。2四球を与えたものの10奪三振で無安打無失点に抑え、チームを3-0の勝利に導いた。試合後のインタビューでは亡き同僚への思いを吐露した。

 この日はわずか98球で9回を投げ終える圧巻のピッチング。味方打線に8回まで3点の援護を受けると9回を3者連続三振に仕留めて偉業を達成した。

 1回の1人目の打者で一塁カバーに入った際に走者とぶつかり足首を負傷。試合後のインタビューではテーピングをしたまま投げたことを明かしており、4回を投げ終えたあたりで降板の可能性もあったという。ただ、球数も少なっため最後まで続投。偉業を引き寄せた。

■3日はベンチュラの誕生日「親友の一人だった」

「この試合をホセ・フェルナンデスとヨーダノ・ベンチュラに捧げるよ」

 そう話したボルケス。特にロイヤルズ時代の同僚で今年1月に交通事故のために25歳の若さで死去したベンチュラはこの日が誕生日だった。そのため試合中に同投手のことを考えていたという。

「彼らは今見ていると思う。今日起こったことを。そして、本当に喜んでくれていると思う。(ベンチュラは)親友の一人だった。彼はうってつけの場所でこの瞬間を楽しんでいると思うよ」

 今季ロイヤルズから移ったボルケスは開幕から7連敗していたが、前回登板のフィリーズ戦でようやく初勝利。そして亡き友の誕生日のこの日、偉業を成し遂げた。