今季限りでのリーベル・プレート退任を発表していたマルセロ・ガジャルド監督(46)が、最後のホームゲームでサポーターに別れ…

今季限りでのリーベル・プレート退任を発表していたマルセロ・ガジャルド監督(46)が、最後のホームゲームでサポーターに別れを告げた。

13日に行われた記者会見で辞任を発表したガジャルド監督。2014年からリーベルで指揮を執り、昨シーズンのリーガ・プロフェシオナル・デ・フットボル(アルゼンチン1部リーグ)優勝に加え、2度のコパ・リベルタドーレス、3度のコパ・アルヘンティーナなど、これまで14個のタイトルを獲得してきた。

しかし、今シーズンは各カップ戦の敗戦に加え、辞任発表の時点で残り2節となったリーグ戦でも首位のボカ・ジュニアーズと4ポイント差の2位で無冠濃厚。そういった中、同監督はクラブとの契約延長を行うことなく、今年末の契約満了に伴いクラブを去る決断を下していた。

そして、16日に行われたロサリオ・セントラル戦が指揮官最後のホームゲームに。試合は1-2で敗れ、無冠が決定。試合後に行われたセレモニーでは、獲得した14個のトロフィーが並べられ、選手やサポーターを代表してフアン・キンテーロから手紙が読まれた。その後、ガジャルド監督は本拠地エル・モヌメンタルに集まった7万2000人のサポーターに向けて別れの言葉を残した。

「心を寄せてくれてありがとう。とても寂しい気持ちでいっぱいだ。私とリーベルの絆は1年契約や8年契約なんかじゃない。リーベルとの絆は一生ものだ。みなさん、愛しています。また会いましょう」

その小柄な体型から人形という意味の“エル・ムニェコ”の愛称で呼ばれるガジャルド監督。22日に予定されているラシン戦がラストマッチとなる。