2022年10月16日 松山競輪G3「道後温泉杯争覇戦」最終日※ナイター開催10月13日から16日の日程で開催された、松山競輪「瀬戸風ドリームナイトレースG3・道後温泉杯争覇戦」は、21名のガールズ選手が参加した4日間開催のガールズケイリン…

2022年10月16日 松山競輪G3
「道後温泉杯争覇戦」最終日
※ナイター開催

10月13日から16日の日程で開催された、松山競輪「瀬戸風ドリームナイトレースG3・道後温泉杯争覇戦」は、21名のガールズ選手が参加した4日間開催のガールズケイリンと共に、熱戦の中、最終日を迎えた。
S級準決勝では、近畿地区の自力選手をリードして展開をものにした稲毛健太や、連日の復調気配を見せる根田空史、地元愛媛の佐々木豪などが気迫ある走りで決勝に勝ち進んだ。
またガールズケイリンでは、山原さくら、鈴木美教、柳原真緒が力の違いを見せつけて順当に決勝に進出。3強の優勝争いを想像させた。
まず、最終日の第9レースに行われたガールズ決勝では、先行する鈴木を捲った山原さくらが柳原の追撃を振り切り優勝。そしてS級決勝は、先行した根田の番手から抜け出した福田知也が、デビュー20年目にして初のG3優勝を手にし、ファンから祝福の声援を受けた。

※3日目のレポートはこちら

【松山競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/杉森輝大(S1・茨城103期)
2/稲毛健太(S1・和歌山97期)
3/根田空史(S1・千葉94期)
4/佐々木豪(S2・愛媛109期)
5/坂本亮馬(S1・福岡90期)
6/渡邉豪大(S2・福岡107期)
7/福田知也(S1・神奈川88期)
8/森川大輔(S2・岐阜92期)
9/阿部力也(S1・宮城100期)

【レース展開】


赤板


最終HS


最終BS


ゴール

誘導以下、4佐々木-6渡邉-5坂本、2稲毛-8森川、3根田-7福田-9阿部、1杉森で周回。まず赤板前に根田が上昇を開始して前を抑える。根田が先頭で、単騎の杉森、5番手に佐々木、8番手に稲毛の態勢で打鐘を通過。根田はペースアップして先行態勢に入ると、最終2コーナーから佐々木が捲りを打つが、根田をとらえるまでには至らず。直線に向くと、根田マークの福田が差し脚を伸ばして1着。2着に南関ラインの3番手に付いた阿部、3着は単騎の杉森が入線した。

【松山競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単7-9 1,000円(3番人気)
3連単7-9-1 3,540円(4番人気)
決まり手:差し-マーク



優勝/福田知也(S1・神奈川88期)
今回成績/一1・二1・準2・決1
次走出場予定/小田原F1(11月2日~4日)

直前の脇本(雄太)君の欠場で、お客さんはガッカリしたと思いますが、平等にチャンスが巡ってきたと思っていました。いいメンバーがそろった開催で優勝ができて、本当に嬉しいです。選手紹介で、根田(空史)のダッシュに付いて行った時、根田の感じが今日が一番良かったので、8割くらい決まったと自分の中にはあって、あとはライン3人で勝負だと感じました。捲ってくるのは稲毛君か、佐々木君なので、その2人を見て。佐々木君のスピードも良かったですが、それ以上に根田君のかかりがよかったです。3番手の阿部(力也)が内を突いてくるのは想定していたので、そこだけ気をつけて、あとは自分の力でいきました。根田を残すことを考えられなかったのが、申し訳なかったし反省点ですね。
2場所前に落車しましたが、何とかここに向けて回復して、万全の状態でのぞむことができました。今回の開催を経験して、競走得点を持っていれば優位にレースに臨めるので、110点くらいをコンスタントにキープできるようにしたいです。そして、郡司(浩平)君をはじめ、深谷(知広)君もいる南関東のいい位置を回れればチャンスはあると思うので、その位置に行くまで頑張りたいです。



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\松山競輪G3(最終日)注目選手・ピックアップ/
【最終日・6R=S級選抜】


自分がダメでも番手を確定板に
2着/吉本哲郎(S2・広島84期)

今日は、僕がバック本数を多く持っていたので、ラインの先頭をかって出ました。僕がダメでも三登誉哲が着に入れないと、何のために前を回ったのか分からなくなるので仕掛けました。ワンツーなので結果的に良かったです。ホッとしました。

【最終日・11R=S級特選】


自信に繋がる4日間
1着/犬伏湧也(S2・徳島119期)

打鐘前でペースがかなり落ちたので、仕掛けた方がいいと思い、踏み出しに気をつけながらゆっくり踏んでいきました。途中で1人になったのがわかったので、そこからは後方から仕掛けづらいスピードで何とかゴールまで持たせようと。最後はしっかり踏ん張れて良かったです。落車明けで不安もあったのですが、4日間、打鐘から仕掛けて風を切れたのは、これからの自信になると思います。

※同時開催のガールズケイリン結果は、次ページをご覧ください!

2022年10月16日 松山競輪F2
ガールズケイリン最終日

※3日目のレポートはこちら

【函館競輪(最終日)9R=L級ガールズ決勝】
1/鈴木美教(L1・静岡112期)
2/西脇美唯奈(L1・愛知120期)
3/田中月菜(L1・佐賀118期)
4/山原さくら(L1・高知104期)
5/佐伯智恵(L1・愛媛114期)
6/高橋朋恵(L1・東京108期)
7/柳原真緒(L1・福井114期)

【レース展開】


最終HS


最終2コーナー過ぎ


最終3コーナー過ぎ


ゴール

誘導以下、1鈴木、2西脇、4山原、5佐伯、7柳原、3田中、6高橋で周回。そのままの態勢で打鐘を迎え、前受けの鈴木は後続の動きを確認しつつ、先行態勢に入っていく。最後方の高橋は柳原の後位に追い上げる。鈴木の先行に対して、3番手の山原が最終2コーナーから捲り発進。山原は3コーナーで鈴木をとらえて先頭に立つと、そのまま押し切り。追い込んだ柳原が2着、山原を追走する形から佐伯が3着に入った。

【松山競輪(最終日)9R=L級ガールズ決勝・結果】
2車単4-7 650円(3番人気)
3連単4‐7-5 3,790円(11番人気)
決まり手:捲り-差し



優勝/山原さくら(L1・高知104期)
今回成績/予1・予1・準1・決1
次走出場予定/福井F2(10月22日~24日)

めっちゃ嬉しいです。今日など、選手紹介の時から声援が多かったので、地元地区ですし、いいところを見せたいと思い頑張りました。4日間もつ体力をと思い、仕上げてきました。今日は、レースの上手い(鈴木)美教と脚力のある(柳原)真緒ちゃんとの戦いだったので、位置取り次第で色々な展開を考える必要があるなと。いつも、大事なところでポカしてしまうところがあったが、今年一年間通してはわりと取りこぼさず走ってこれたので賞金面でもすごく大きな意味のある開催になったし、気持ちの面でも少しは強くなれたと思っています。ガールズケイリンGPトライアルで、どこまで結果を残せるかだと思っています。そこまでの開催も取りこぼすことなく一走一走大事にして行きたいと思います。



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\松山競輪(最終日)注目選手・ピックアップ/
【最終日・1R=L級一般】


準決勝の反省を活かし1着
1着/廣木まこ(L1・久留米118期)

最終HSでは、高木(佑真)さんが合わせて出てくるだろうと思っていたので、シッティングで踏み上げて、できるだけ脚力を使わずに、仕掛けるように気を付けていました。準決勝は、動く人も多く消極的になってしまった。自分が動くより、強い選手の番手を取れたら仕掛けを待ってしまうところがあり、後方から何もできずという感じでした。今日は、動いて1着を取れて修正できたので、良かったと思います。