勝者が敗者を“埋葬”するジェスチャーが物議 ボクシングのスーパーミドル級12回戦が15日(日本時間16日)、米ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われ、前IBF世界同級王者カレブ・プラントがアンソニー・ディレル(ともに米国…

勝者が敗者を“埋葬”するジェスチャーが物議

 ボクシングのスーパーミドル級12回戦が15日(日本時間16日)、米ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われ、前IBF世界同級王者カレブ・プラントがアンソニー・ディレル(ともに米国)に9回KO勝ちを飾った。しかし、決着直後に取った相手を土に埋めるパフォーマンスが物議に。米メディアが動画を公開すると、米ファンから「敬意がないね」「レベル10の無礼」と反応が集まった。

 素晴らしい一撃だった。9回、プラントは接近戦から拳を交錯。ガードが空いたところにアッパー気味の左フックをお見舞いした。モロに入ってKO勝ち。すると、勝者は敗者のそばにゆっくりと歩み寄り、スコップで土をかぶせるような動きを取った。すかさずレフェリーが制止に入ったが、パフォーマンスをやめようとしなかった。

 リング上のインタビューでは、ハイライト映像を見ながら「ここで一発、そしてこれで終わりだ。は~い、おやすみ~」と余裕の解説だった。“埋葬”ジェスチャーの動画を米スポーツメディア「バーストゥール・スポーツ」公式ツイッターが公開。「レフェリーはカレブ・プラントの無礼を許さなかった」とつづると、米ファンから非難の声が上がった。

「レベル10の無礼」
「これはヤバい」
「リスペクトがないね」
「土を掘ってかけているけど彼は犬なのか?笑」
「スーパー失礼」
「こんなの見たことない」
「スポーツマンシップに欠いている」

 2021年11月にカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)との世界スーパーミドル級4団体王座統一戦で11回KO負けし、王座陥落を喫したプラント。再起戦は見事なKOだったが、後味の悪い結末となった。(THE ANSWER編集部)